今日は、音楽関係の素敵なお客様が来ていました。「戸隠」について知的探索です。

こんばんは。
今日は昼12時に、飯綱町のサンクゼールで、インディアンフルート奏者の真砂秀朗さんと落ち合いました。
真砂さんとサンクゼールで最初に「コズミックセレブレーション」のイベントを行ったのは、今から5年前でした。
今回、ご夫婦で来られ、さらに、ごく親しい友人、三人と一緒でした。
6人での会話は弾みました。私たちがレストランで会食しながら、話し出すと、
別テーブルで打ち合わせをしていたサンクゼール社主の久世さん自身が、わざわざ挨拶に来てくれました。
真砂さんご夫妻も、その友人たちも、とても心の波動の高い方なので、オーラが違っていたのでしょう。
五人は、前日、戸隠の高級宿坊に泊まり、今日の午前中は、戸隠の奥社を参拝していました。
皆さんは、日本の始まりと、戸隠の関係(秘密)を知りたいとのことなので、自説を開陳いたしました。
真砂さんは、縄文時代の感性を今に取り戻してくれる音色を出す、稀有な芸術家です。
その彼の友人も世界的スケールで活躍されている音楽関連の人たちでした。
その人たちの疑問は、日本列島に、いかにしてヘブライ(戸来)が入り、それが、この信濃の山中に隠されたのか?
ということでした。皆さん、すでにかなり広範で深い知識をお持ちの方々なので、いい加減なことはとても言えません。
ここで、重要なのは、氷河期が終わった後の地球で、夫々の地域で、独自の生活習慣を打ち立てていた部族社会を、
「一つの大きな家にする」という意思(思想)は、どこで生まれ、それが、日本列島にいつ入り、
それが、どのようにして、王権となり、さらに、皇祖神アマテラスの下に収まったかです。
これには、6000年前に、世界同時多発で始まった文明の起源、そして、人類の遺伝子の特性に対する理解も必要だと考え、ここからゆっくり話しました。
何とか限られた時間で、ユーラシアの西側(シュメール)と東側(中国大陸)、 そして、日本列島を対比しながら。
農業・文字・金属器のシュメール       小麦の黄河文明・稲の長江文明      日本列島でのヒスイ。
アブラハムから始まるヘブライ人。      夏王朝で、漢字               土偶
3000年前の古代イスラエル        殷周革命                日本列島で、稲作の始まり
ダビデ、ソロモン              春秋時代                能登の真脇遺跡で、聖方位
ハランの捕囚(失われた10支族)      老子
バビロンの捕囚(預言者イザヤ)       孔子                  聖者の憧れの地 
解放者、ペルシャ人キュロス         ブッダ 墨子 孟子
アレキサンダー               秦の恵文王               大黒 と 恵比寿                      
  ・・・・このあとに、始皇帝の統一 皇帝を引き継いだ漢  そして、日本列島に生まれた原初王権「ニギハヤヒ」
さらに、イエスの誕生    カニシカ王
この段階から、「国産み」「国譲り」、崇神(ハツクニシラス)、垂仁(「橘」「ツヌガアラシト」)、景行(「ヤマトタケル」)、応神(ホムダワケ)、仁徳、雄略(ワカタケル)、顕宗、継体、欽明、「ウマヤド」、蘇我蝦夷「ヤツラの舞」、百済・高句麗の滅亡、壬申の乱 を経て、
673年、飛鳥で即位して、翌年、伊雑宮で「太一」を祀った天武。その天武が密かに築いた北信濃の隠れ陣地が、戸隠の地。
それに対し、列島のみを支配領域にして、則天武后の即位に合わせ、690年に即位して、伊勢にいった持統。
ここまで駆け足で、めぐりました。
実は、真砂さんに、10月23日(火)に、奈良の泊瀬宮(天神社)の秋のお祭りで、「槻(けやき)」植樹から1500年を祝い感謝する、奉納の催しをしようとお誘いして、快諾をいただいていたのが、今回の流れになりました。
今日の「一会」は、地球史の中での「日本」誕生 を確認するうえでも、とても、有意義な時間となりました。
久世さんの奥さんも、私たちの会話を小耳に挟んでいたらしく、席をたつとき、あいさつに来てくれました。
「新井さん、ようやく、時代が動き出した感じですね」。
真砂さんに、こう言われて、今日は、本当に、満腹感いっぱいの一日でした。          

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この記事を書いた人

新井信介

1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。