2000年前後、何回も読んだ本に『プレアデス・銀河の夜明け』(太陽出版コスモテン)
があります。
私が自分の世界観を創るときに、大いに参考にした本です。
シリウス星やニビル星のことを真剣に考えるようになったのも、この本からでした。
個体生命である人間が、どのようにして知的発展を遂げたのか? これは、まだまだ謎です。
私達の脳に、どこかから刺激があったのは間違いなく、私達自身のヒラメキや芸術性も、
なんらかの外部情報をキャッチしたものと考えられます。
その外部情報ですが、私達は、今、これまでとは違うものをキャッチすることを迫られている
のではないか、と考えます。
今、私達がいる文明は、1万3000年前に終わったウルム氷期のあとの、暖かい時期に、
立ち上がったものですが、これが今、どん詰まりに来ました。
すでに、私達自身が原因で、大量の放射能を自然界に放出させてしまい、さらに、まだまだ、
世界中に多くの原子力発電所が残っている状態です。この後始末をどうするのか?
先のことをきちんと考えず、便利さと利益を追求したこれまでの人類が行き着いた姿が、
ここにあります。
なぜ、原発を持つにいたったのか?
これが、どこの人間の、快適で贅沢な暮らしのために作られたのか?
さらに、原発といっても、ウランの採掘や運搬、その他で、多くのCO2を使います。
原発は、発電時は出さないものの、CO2の削減効果はない。
これまでの文明は、都市化とともにありました。
そして、その都市化を引き起こしたのは、実は、本来の生命活動とは関係のない、
なんらかの信念体系です。これがはっきりと、私達人類の脳を襲いだしたのは、
今から6000年前からです。
人間が生きている現場の、そのナマの感動や一体感とは遊離した、巨大で、時空を超えた
マインドコントロールが、この6000年間、継続的に行われてきた、と私は考えています。
これは、都市を形成する、国家権力の発生ともにありました。
今、東日本大震災後の復興会議が、国主導で開かれているようですが、本質論から言えば、
まず、被災者のみなさんがどんな暮らしをしたいか、そのありようを主体的に考え、それを、
全国民で、支援するのが本筋です。
私が今、考えているのは、
そこに暮らす人間が、日々の生活に、本当に、喜んで、歌を歌っているような暮らし。
無理して、大企業を誘致することもなく、観光客を受け入れる必要もなく、住民が、
それぞれに生業を持って自立しながら、高度の芸術性を発揮して、支えあっていきている空間。
世界中の人から愛される、小さな自治組織のある街。
域内外の信頼しあう人間との間で、幾重もの自給圏を構成している、強い生命力を持つ街です。
「近くに小鳥が楽しそうに鳴いていれば大丈夫」と、プレアデス・銀河の夜明け
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この記事を書いた人
新井信介
1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。