Matrix & Skynet. ネオ、ジョン・コナーはどこに?

 こんにちは。
 1) 昨日の都議選。 自民の大敗、民主の大躍進は想定内ですが、
 公明党が、こんなに見事に勝ち抜くとは。まったく、脅威そのものです。
 信仰の力というか、自律できていない個人を、現世利益で纏めるとき、
 現実の投票行動では、とんでもない政治力を発揮する、実例を確認した次第です。
 2) さて、 11日の皆神塾 
 久しぶりに、「時事」を 東京で話しました。
 歴史の研究を2年以上したあとなので、参加者の関心レベルは、
 単に国家や世界を通り超えて、すべてに本質をもとめ、
  「銀河系」の水準にあります。
 もちろん、スピリチュアル系の妄想に対して、厳しい態度を持っています。
 私は、サブプライム後の世界経済の構造変換は、
 戦後のアメリカ覇権での仕組みの終焉、というよりも、
 明治維新以来の「工業化での国つくり」のやり方そのものが、
 日本では、限界に来ている、 と話しました。
 そして、現在のサブプラ破綻後の、世界経済の変革ですが、
 新規のシステムが生まれるのを阻害している最大の要因は、
 実は、日本人自身の側にあること を話しました。
 アメリカは今、失業者が10%を超え、国内経済建て直しのために、
 実は、 ドル安を、願っています。
 それをさせないのは、 最適工業大国になった日本です。
 ここが、官僚・財界・労働界・宗教界によるマトリックスが、阻んでいます。
3) 日本の戦後の仕組みは、実は、1944年のブレトンウッズ会議のときに、
 決まっていました。 この会議は 単なる連合国の会議ではありません。
 昭和天皇の意向を完全に無視して、計画的な暴走を続けた日本の陸軍が、
 中国沿岸部の主な都市を占拠している中、 原爆が落とされる一年以上前に、
 工業化での戦後復興の筋書きと、そのための、資金が用意されていたのです。
 
 現在の国際政治 と 世界経済の流れ・本質を見極めるには、
 日本の天皇家とバチカンの 出発 とその発展史を、正確に知る必要があります。
 この前の戦争では、1931年9月に、石原莞爾が板垣征四郎と満州事変を起こした
 のが始まりです。しかし、実際に満州を占領すると、共和制を考える石原は外され、
 陸軍は、天津に隠居していたラストエンペラー溥儀を担いで満州国を建国しますが、
 これが、リットン調査団に否定されてしまいます。
 その直後のジュネーブの国際連盟会議で、日本は脱退を宣言します。
 そこでの主役は、拡大志向の陸軍に押された松岡洋祐で、彼は日本の立場を
 「ナザレのイエス」と同じように受け止める演説をしますが、その傍らには石原莞爾
 がいました。石原は、第一次大戦後のドイツに駐在武官として滞在していました。
4) この国際連盟脱退により、英米との戦いが不可避の方向になることが決定する
 と、この直後、現在に至るも、日本の政治にも影響を残す重要な人物が、
 イタリアに単身、飛びました。     笹川良一です。
 笹川は、ムッソリーニに会見し、バチカンを独立国にするように要請し、
 以後、四谷にある、日本の上智大学が、バチカン大使館の機能を果たします。
 上智大学は、バチカン=カトリックの先鋭部隊イエズス会が作った大学です。
 こうした中で、1936年2月26日に、「二二六事件」が起きます。
 私は、この満州事変の勃発から、国際連盟脱退、二二六、そして、盧溝橋、
 南京事件まで、 これまで、納得できる説明を聞いたことがありません。
 
 どうも、このところから、私たちは、大がかりで巧妙なマトリックスの中にいます。
 これは、単なる、ロックフェラー とか、イルミナティーうんぬんの陰謀論では、
 まったく、解けない世界ですよ。 
 世の中、そんなに、簡単じゃない。
 いまあるすべての権威は、その上に乗ってできているから、ここには立ち入らない。 
 だからこそ、マトリックス。
 そして、戦後は、この秘密を、アメリカと共有しながら、そのマトリックスの上で、
 経済復興をすすめ、莫大な利益を密かに、独占し世襲化してきた人間たちが
 日本にいます。
 彼らには、国家と文化(天皇)を守るのが、大義でした。
 しかし、それが、スカイネットになっていて、今、変革を必要としています。
5) 今後は、地球の全生命種と、人類の繁栄、そして、豊かな精神性をもった、
 穏やかな社会を、 私たちは、 作り上げないといけません。
 「ターミネーター4」は、多くを暗示しています。
 まず、 今、そして、今までの、国家、経済、精神などの、
 発展の経緯と 仕組み を きちんと知ること。
 それに、打ち勝つ、新機軸を、作り出すこと。
 それこそが、 ネオ や ジョン・コーナー です。
 今の民主党は、このスカイネットのなかでの 更新バージョンに 過ぎません。
 いずれ限界がきます。
 みんな、 宇宙から、地球を見て、
 今、地球に生きている、自分自身の存在意義を考えて、 
 冷静・沈着、そして、果断に行動しよう。
  万象在前    福在眼前  
 そして、 メシア・キリスト・ブッダ・アマテラス・アフラマズダ の意味を
 きちんと、確認しよう。 
 これらは、日本の中で、共存し、習合し、今、一つになっていますよ。
 あと、これは、サービス。
 スサノオの起源は、古代バビロニアのマルドク。
 日本語の「愛」は、 アッシリアの言葉。
 「YAMATO(ヤマト)」は、 ヘブライ語で、神の使命、そして 救済。

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この記事を書いた人

新井信介

1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。