明日、本郷で皆神塾です。

 こんにちは。
1)  人類世界の、混沌が加速しています。
 
 その中で、主役は中国と指摘されますが、 本当でしょうか?
 その国の国家主席の胡錦濤さんが、イタリアから急遽、帰国。
 昨年のチベットに続いて、今年は、ウィグル問題。
 中国は、2500年前に孔子さまが、
 「統一されている状態が理想だ」といって、
 それを、秦の始皇帝が 実現しました。
 以後、 この大陸を治めるには、
 天意を受けた人間にその資格がある、として、
 「易姓革命」 が、王朝交代のイデオロギーになりました。
 そのとき、誰に天意が降りたのかを判定する一族として、
 孔子直系の一族があたりました。
 この一族の特権は、大変なものでした。
 封建的、地主小作関係の最大の権威だったためです。
 これを否定したのが、 毛沢東です。
 そして、彼は、日本・ソ連・アメリカを見つめながら、
 再度、中国大陸を統一しました。
 そして、形式的には、
 孫文が作った中華民国を引き継いだ形になっています。
2) 孫文さんは、19世紀からの帝国主義時代の中国大陸で、
 1911年の時点で、まだ、割譲されずに残っている領土を、
 すべて、「中華」の概念で、一つとしました。
 五族協和。   ・・・・ 漢 満 蒙 回 蔵。
  去年の、 チベット は、 蔵。
  今年の、 ウィグル は、 回 です。
     これは、実質的には、トルコ系のイスラム教徒です。
 中国の国旗「五星紅旗」の 五星は、上記の五族 のことです。
 一つでも欠けると、 中国ではなくなります。
 今、中国政府は、台湾とは急接近しています。 
  来年の上海万博では、実質一体化でしょう。
 共産党政府が 台湾にこだわった理由は、
  ここに、孔子の正統の子孫がいるからです。
  また、故宮博物院があり、歴代宝物の半分が収められています。
  これは、日本人にとっての三種の神器のようなもの。
3) さて、 今、 経済でも、環境問題でも、
  また、 軍事問題でも、 特に北朝鮮問題でも、
  この中国の動静が、もっとも大きな影響をもたらします。
 ここが、内戦状態になることはないにしても、
 今の共産党の権威が、壊れたとき、
 経済システムや、取引の信用、所有権の確定などは、
 どうなるのでしょう。 
 環境問題は、 人権問題 を際立たせ、
 人口の急激な老齢化は、 社会負担を増やし、
 大学生の就職難は、 反政府のエネルギーになります。
 だれが、どうやって、解決するのか?
 実は、 中国(の哲人)には、面白い習性があります。
 きちんと治めてくれるのなら、外部者でもいいのです。
 今の中国は、 智恵を求めています。
 これまでも、大混乱のとき、
 それを収拾できる人間を探し出す聖人がいました。 
 それが、 老子の子孫たちです。
 中国の歴代政権は、もともと、外部者が入って作り上げことが多かった。
 始皇帝も、唐の李淵も、フビライも、 ヌルハチも。
4) 今の中国問題は、人類の問題。 
 で、今の、世界、中でも、東アジアを収拾する力がどこにあるか?
>> 実は、日本です。
 しかし、その日本も、 これからは、大混乱。 
 これは、明治以来の国家主義を作った、その「精神コンクリート」が
 粉々に、急速に壊れていくからです。
 この秋に、民主党政権になって、明治以来の特権を容認した行政システム
 一旦は、止まります。 
 そのとき、特権が解体できるかどうか、わかりませんが、
 官需で生きていた企業や組織・人間は、 大変更になります。
 それよりも、 輸出企業が、軒並み利益が出てこないため、
 国も地方も、税収が減ります。 企業城下町は、特に、大変。
 一方、 世界は今、完全に、グローバル化しています。
 島国の花園は、壊れますが、 
 日本列島に新たに、花園が再生するには、
 地球全体を舞台にした、設計図が必要です。
 もちろん、中国をどうするか、絶対的に、不可欠です。
  完全に、生き方が 変わりますね。
>> 明日午後2時から、皆神塾。
  場所は、本郷三丁目 壱岐坂交差点。 
  明日は、歴史の話もします。 
  日本にある、戸隠山。
  これは、 ヘブライ(戸来) を 隠した、 という意味。
  隠したものは、 一体何だったのでしょう。
  第二次大戦の秘話も含め、隠されたほんものを出していきましょう。
  参加希望者は、K20  090-5804ー5078  まで。

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この記事を書いた人

新井信介

1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。