今日7時から、中野研修センターで、町おこし講座の三回目です。
日本人が考える、日本仏教について話します。
日本は、なんでも、外来のものを日本化しますが、
その実態は、
取捨選択 と 新しい意味づけの付与。
これが、どういう経過で、その行動様式が固まったのか?
前日書いた、柳沢遺跡の銅戈・銅鐸の埋納から、 「国譲り」や「聖徳太子」を経て、
持統の伊勢神宮アマテラスまで、800年あります。 そのあとに、東大寺です。
話は、変わって、昨日、友人から電話あり、
ロシアで、ブリックス会議が行われ、 米ドルに替わる通貨が構想されたと。
今、FRBと米議会・大統領府が戦闘状態。
この秋にも、米国経済が、通貨不安で大混乱し、株も暴落すると。
そうなると、 日本でも政変ですが、
日本経済が、 うまく切り替われるか、
それは、私たち次第です。
さらに、別の友人から、 ここ10数年間、自民党の集票活動を支え、
ときに引きずりまわしてきた、二つの巨大宗教団体(仏教系とキリスト教系)が
内部崩壊している、といいます。
間違いなく言えること。
私たちは、今、人類史的大転換期にいます。
特に、日本人が、今後、自らが持つ、生命感応力 と ものつくりの創造力 を
どう生かすか、何を実現していくか、
ここが、未来の人類社会を決めます。
これは、大げさな話ではないですよ。
客観的に見た、冷厳な事実です。
日本人の特性について、少し、振り返りましょう。
中国では、今から2200年前、前漢のときに、すでに、
税金は、通貨で支払うことが求められ、
汗をかく農民やモノつくりの職人は、金貸しの金利で苦しみました。
しかし、日本列島では、古代出雲のあと、3世紀に、倭国になっても、
この通貨を、拒否し続けました。 それは、大化改新の頃まで、続きました。
私たちは <実体のない富>を 嫌っていたのです。
1985年以後のバブル、そして2001年以後の新自由主義に酔った姿は、
こうした、この列島にあった、先達たちの英知を忘れてしまった結果です。
それが、やっと 世界が、日本人のそうした冷静な霊性を 求めだしたのです。
きちんと人と生命を、喜ばしているところに、今後は、資金が流れます。
なぜなら、資金は、人間の心と感応し、広めるべき価値を拡大増殖させる
意志をもった道具だからです。
如何に、この現実を、多くのイノチと響きあって、美しく快適にするか。
ここに集中して、 想像力 と 創造力 を働かしていれば、
今まで、蓄積した技術・経験・知識が、どんどん生きていきます。
自信をもって、日本を語りましょう。
そして、 いい現実を作るときに、邪魔をするものを、改心させていきましょう。
私たちには、 神から与えられた体と、 未来を夢見る心 と
自分たちの社会制度の枠となる法律を、変えたり、新たに作り出す 権利があるのです。
今日は日本仏教成立の核心を話します。
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この記事を書いた人
新井信介
1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。