これはもう日本の政治家ではない。共同宣言サインの土肥氏。

 なにやら、マエハラ辞任のあと、今度は、同じ民主党でも、菅直人首相が主宰する政策
グループ顧問の土肥隆一衆院議員(兵庫3区)が、今度は、韓国で、しでかしたようです。
 土肥氏は、産経新聞によると、「日韓キリスト教議員連盟」の日本側会長として訪韓し、
日本政府に、竹島の領有権主張中止などを求める同議連の日韓共同宣言に名を連ね、
韓国の国会で共同記者 会見していたことが9日、分かった。とのこと。
  
 土肥氏は産経新聞の取材に対しては、
「個人的には、竹島は日本の領土とは一概にはいえないのではと思っている」と話したという。
「一概に言えない」というのと、「領有権中止を求める署名」は、まったく意味が違います。
竹島について、民主党として、あるいは、菅政権として、どんな立場をとっているのでしょう。
本来、国政選挙の前、最低でも、政権発足時に、その立場を明確にすべき問題です。
土肥氏は、この共同宣言文は、すでに韓国側が用意していて、5000人の集まりだったので、
そのまま、雰囲気に推されて、サインしてしまったといいます。もう、やめてほしい。
国会議員としての自分の重さ、サインの重さを知りません。それが利用されていることも、
無自覚だったのか? そんな人が、菅直人個人の政策グループの顧問なのです。
今、国会で話されていますから、ここでは詳細は書きません。
国家間の領土の係争事案を、相手の立場になって理解することは、解決のためには必要ですが、
一方的に『領有権主張の中止』が書かれている文書に簡単にサインしてしまうのは、アホ以前
で、これは、子供の使いよりもひどいものです。
綱領もできていない民主党の人間(矛盾の肉団子)に、《政治主導》をやらせることの怖さ が、
ここで如実に出ています。
こうした事態が続くのは、単に日本の不幸のみならず、世界全体の不幸です。
PS :
 マエハラ前大臣。このひとは、カリフォルニアに日本の新幹線を売りたくて、
 パッケージ入札だからと、まず最初に、州の債権購入費として、2兆円を払い込んだと
 いう話が出ています。
 しかし、シュワルツェネガーは入金確認後、今、知事をやめこの計画は中止になっています。
 カリフォルニアの人間、特に州の職員は、このマエハラ資金によって給与がもらえたようで、
 マエハラは大いに感謝されているようです。この債権、今後、どんな扱いになるか、注目です。

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この記事を書いた人

新井信介

1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。