1)自民党支配が終わります。
私の住む長野県は徹底しています。
今回の衆議院選挙で、自民党の政治家はいなくなりました。
県連会長で、元文部大臣の小坂憲次氏は、二世議員で、
オリンピック誘致や新幹線で大活躍、土建屋の希望の星でした。
小坂家は、明治維新以来の名家で、この家から「公武合体」の犠牲に
なった皇女和宮の肖像画が見つかっています。
長野県民はオリンピック後の変革を求め、作家の田中康夫氏を知事に
選びますが、その田中氏の独善が過ぎると、県から追い出しました。
長野県は、山国です。 本来、観光と農業が基盤です。
県内の自民支持層が、今後、どこに向いていくのでしょう。
これは、興味深い。
2) 今回、私たちが選んだ民主党政権。
これから、巨大な官僚組織 と 向き合います。
どこをどうするか?
細かいことですが、 私の希望は、 まず、 公教育で、
高校までの授業料の無料化は、 すぐにも実行して もらいたい。
次に、高速料金の無料化も、来年4月から進めてほしい。
それまでは、 距離に関係なく、ETC一回1000円 を
終日にしてもらいたい。
どこをどうするか、現実を知り、 改革案を考え出す。
これらは、すべて、 「知恵」 です。
それに対し、 すでに決められてあるものを、 正しく理解しているか?
これが、 これまでの 戦後の 日本の公教育での 知識のあり方であり、
それを 速く、正確に身に着ける方法が、 試験勉強で試される知恵でした。
しかし、私たちの目の前に、横たわっている「現実」が もとめているのは、
自分自身で、 新しい生き方を見つけ、確立する 「知恵」 です。
曇りのない眼で、冷静に現実(法律、習慣、業界、科学技術、人間の性向など)を、
見つめ、如何にしたら、人間の尊厳を失わず、素敵な生命環境に、快適に暮らせるか。
しかも、 持続的で、他者からの侵害を受けないで、十分な豊かさを、享受しつづける
ことができるか、です。
自分にとって、幸福な生活のあり方を見つけ、 それを達成する方法を 着実に、
すすめていく。
・・・ これらは、 すべて、知恵 と 意志 の問題です。
3) 知恵 には、 ・・・・ いろいろなものがあります。
自分が、ほしいものを手に入れるには、 多くの知恵が必要です。
略奪 詐欺 生産
いかにして奪うか? いかにして騙すか? いかにして生むか?
自分が、生み続けていれば、 分け与えることができます。
奪う・騙す は、 生むこと のできない人間がやることです。
品性・霊性が、極度に落ちたものは、この次元の 知恵 しか なくなります。
人間が生きる現実世界 で、
< 使えば、使うほど、 増えるものは、何か? >
このナゾナゾは、 これまでにも、 言いましたね。
答は、 知恵です。
それが、 浅知恵 でも、 サル知恵 でも、 ワル知恵 でも、
使えば使うほど増えていくのです。
どの知恵を、 伸ばしていけばいいのでしょう。
それは、自分で決めます。
自分の頭の中の神経系で、どこを発達させるか、です。
どんなものであれ、 自分の今生での 生き方が、そのまま、
この三次元世界の 現実の一部です。
それを、地上天国 に繋がるものにするかどうか、は、自分の心が決めます。
自分も輝いて、誰もを喜ばす、 << 本当の智慧 >>。
人間は、誰もが心にカミを感じ、 それを自覚できる、大切な存在です。
68億分の一 の未来 を 腐らせるか、輝かせるか、
それは、私たちの、今の、心と 行動が 決めます。
誰にも支配されず、支配することもなく、自分の世界を、つくる。
こう書きながら、 たるんでいる自分の体と日常が、なさけない。
どんな知恵を、発達させる?
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この記事を書いた人
新井信介
1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。