中国人の財産は年収ではとても測れない。「くの一」作戦を発動せよ。

 こんにちは。
昨日の7月1日より、中国人の日本向けビザの認可基準が緩和しました。
これから、多くの観光客が見込めます。
年収ベースで、人民元で6万元(約80万円)を一応の合格ラインとするようですが、
すでに、日本に来ている人間の、家電製品や化粧品の纏め買いの勢いをみると、
この収入では、とてもできそうもないはずなのに、 と感じられます。
しかし、そこには、秘密がありました。
これはあくまでも、保証されている最低の年間収入がこれだけあるという意味で、
実は、日本に来るような家族には、こうした保証された定期収入とは、別に、
私達日本人には、想像もつかない、とんでもない実入りがあります。
だいたい、海外旅行をするのは、中国の都市部の人間(銀行、証券、官僚、教員など)か、
輸出向けの大企業従業員、あるいは農村部でなら、成功した郷鎮企業の経営者と幹部です。
都市部の人間は、いずれも、政府の関係部門と何らかのコネを持つ人間であり、
ここで、公共事業や、企業進出での口利き料を得ています。
さらに、都市市街地の再開発に伴う、居住地移転での保証金で、莫大な現金を
得ている人間です。
大雑把な数字ですが、
 中国に14億人の人間がいますが、 このうち、都市部に住む、4億人のうちの
最低でも1割の4000万人は、日本円で数千万円以上の資金を、すでに、
一家で持っている人間でしょう。
 その数千万円のうち、一部を株や不動産に投資していますが、キャッシュでは、
その約半分の2000万円は、完全に余裕資金としてもっています。これは断言していい。
 ここで大事なことは、この人たちは、普段の生活では、月額5万円あれば、
十分に、ゆとりをもって毎日を過ごせる環境にあるということです。
 もちろん、もっと高額資金、数億~数十億円をもつ人間も、
中国全体では、数百万人はいるでしょう。
 で、こんな人たちに共通することはなにか? 
財産はあっても、全員が、なんらかの病気をもっていることです。
今、過大なストレスと 環境汚染で、精神障害が1億人。
金持ちたちに特に多いのは、精神障害よりも、むしろ、糖尿病 と 癌 です。
50歳をすぎると、60%以上の人間が、どちらかに罹っているといわれます。
その数、富裕層だけでも、1000万人は、いるでしょう。
でも、病院が全く足りません。検査や手術の医療機器も足りません。
そうならば、是非、日本に来て戴いて、快癒してもらいましょう。
そして、日本の本当のサービスを、トロトロになるまで堪能してもらいましょう。
ちなみに、今、中国人の間では、日本人のやさしい奥さんや恋人をもつことが、
金持ち通しの友人達からは羨望の的となり、それは、ステイタスになりつつあります。
今こそ、日本は、国策として、「くの一」作戦を実行すべし、ですね。

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この記事を書いた人

新井信介

1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。