日本と中国に赤字を支えられる、アメリカ経済
ギリシャを引き金に、ヨーロッパでユーロ危機
日本国内の財政は、増税必至。
中国では、インフレ、格差、汚職の内政問題。
皆さんすでにご承知と思いますが、
ユーロは20世紀末、米ドルの崩壊に備えて誕生した通貨。
しかし、参加各国の財政政策に直接、立ち入れなかったため、今、窮地。
一方のアメリカドルは、21世紀に中国を新たな債券引き受け手に育て上げることで、
延命。しかも、サブプライムローンで世界中が過剰信用に。
それが破綻して、北京オリンピック後に、リーマンショック。
戦後の工業化、市場経済化は、全世界に広がり、米ドル需要が継続し、
誰もが、「ドル」は、ババ抜きの「ババ」と知りながら、これを使った。
リーマンショック後に、表面の穴埋めに、各国が金融緩和。
しかし、今、その大元のアメリカで、これ以上借金するなと、上限に制限が。
これが22日の結論が、来週に先送り。
一方、財政赤字が激しい日本では、国債は、95%が日本国内の金融機関や
企業、個人が保有。対外的には、ほとんど迷惑をかけていない。
また、日本が所有している米国債は、全く運用されたことがないまま、アメリカの帳簿に
数字が記録されているのみで、これは、日本経済にとっては、何のプラスもなかった。
その点、中国は、国際金融市場で、米国債を運用してきた。
それを背景に、アフリカや中南米にも進出してきた。
今、日本国内を見れば、21日、東日本大震災の復興対策資金を含めた、
第三次補正予算は、菅直人首相の献金問題で参議院での審議が停止。
22日も国会は開かれず、25日に持ち越しに。
本日、23日、24日の3日間は、今後の世界金融と、日本の財政政策で、
きわめて、構造的な限界をどう乗り越えるか、きわめて重要な時期。
これと、アメリカのデフォルト危機が重なっている。
このときの損失は、大量の米国債を運用している中国が最も大きくなる。
以上を見るに、
マネーに関して言えば、 日本円が最も安定。 だから、円高。
日本がダメなのは、マネーでなく、国家財政の運営の仕方がそのものが問題。
これは、政治問題。特に、国家の運営経費(人件費)の比重が大きい。
これは、これまでの既存の枠組みを捨てさせるしかなく、
一旦、国家財政が破綻した方が、健全化が早まる。
ポイントは、増税よりも、公務員の仕事の質と給与の関係。
ここに立ち入るには、今までの自民や、民主では、全然、だめ。
IMFなど国際機関による管理の方が、既得権益者を黙らせることができる。
こうした状況下、311以後の民主党政権のように、既存の法律に照らして、
国のカネを個々の施策に予算付けするやり方のみしか思いつかず、国会で、
ああだこうだと遣り合うことしかできない政治意識では、何も前にすすまない。
今、アメリカの経済学者ラビ・バトラ博士 を思い出す。
いわく:
「どんなに遅くとも西暦2010年前後までに資本主義は
崩壊するだろう。資本主義は花火のように爆発する。
その後世界同時大恐慌の混乱期を経て
極東の日本より共存共栄の経済政策・プラウト主義経済が
産声をあげることになるだろう。」
「共存共栄の経済政策」は、今の民主党や他の既存政党からは 絶対に出てこない。
大前提となる、自律の意志と、人間としての信頼感が全く欠如しているからだ。
私には、「郷土愛」と、「市民ファンド」の方向に、希望の光が見える。
今日22日から25日まで、国際政治(金融と軍事)の舞台裏で、何が話されているか?
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この記事を書いた人
新井信介
1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。