ミエミエバレバレになってしまったから、オバマの最終決断が遅れている。

今日のテレビ朝日のニュースは、以下のように伝えます。

「30日、アメリカのオバマ大統領は、シリアのアサド政権が化学兵器を使用したとして、まだ最終決断はしていないとしながらも限定的な軍事介入に踏み切る考えを強く示唆しました。

 オバマ大統領は、「国連の規範に反する国に誰も制裁を加えなければ、誰も規範を真剣に守らなくなってしまう」と述べ、シリアに対して地上戦は行わず、限定的な軍事行動を取る考えを示しました。
 ケリー国務長官:「10年にわたる紛争でアメリカ国民が戦争に疲れていることは分かっている。私も同じだ。しかし、疲れたからといって我々の責任を免れることはできない」
 ケリー長官は、アサド政権の高官が化学兵器を使用した後にその効果を確認して発覚を恐れていたことなどを明らかにし、軍事介入に向けて十分な証拠があると強調しました。」

しかし、アメリカのサマンサ・パワー国連大使がわざと欠席している国連の緊急総会で、ロシアの国連大使ビタリーチェルキン氏は、文書と衛星写真を示して、以下のように、情報を開示したようです

 桜井ジャーナルさんの情報です。 http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201308300000/

ダマスカスに近く、反シリア政府軍が支配しているドーマから、8月21日、午前1時半頃、2発のミサイルが発射された。そのミサイルが着弾した場所はゴータそのゴータが、毒ガス攻撃を受けたところとされている。このときに発射されたミサイルには、毒ガスが搭載されていた、という情報がある。」

 こうした情報が、今、世界中に飛び交っている中で、オバマはシリア攻撃を決断するのでしょうか。

 ここで、シリアにミサイルをぶち込むことは、イスラエルがつぶれることに直結します。

 オバマは、その名をどんな形で人類史に残すか、今、分かれ目です。

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追記: オバマは、撃たなくてすむように、うまくにげているぞ~。 これが高度の政治だ。 

     ロシアが国連で示した情報を、G20で、全世界に公開させるのかも。

 シリア軍事介入、説明へ=G20利用し各国に―米大統領

  時事通信 8月31日(土)9時22分配信

 【ワシントン時事】米政府高官は30日、電話を通じ記者団と会見し、オバマ大統領が9月5、6両日にロシア・サンクトペテルブルクで開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議の場を利用し、各国首脳とシリア情勢をめぐり意見交換すると語った。これに先立ち米国がシリアを空爆するとの見方も出ており、大統領はG20で、米国の立場を説明し、各国の支持を得たい考えだ。
 高官はシリア問題に関し「G20の枠外で議論になる。シリアに関する(G20の)公式な会合はないが、首脳間で話すことになる」と述べた。各国はG20で内需拡大といった経済問題を討議するが、シリア情勢をめぐっても、軍事介入の是非などに関し主張をぶつけ合うことになりそうだ。
 一方、高官は、G20会場でのロシアのプーチン大統領とオバマ大統領の個別会談について、「予定はない」と表明した。米政府はモスクワで予定していた米ロ首脳会談をキャンセルしており、しこりが解消されていないことを浮き彫りにした。

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この記事を書いた人

新井信介

1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。