東電が汚染水を放流。太平洋のサカナは子供に食べさせられない。

今年は、年初の1月4日に、iPS細胞で、ガンを撃退するT細胞が作れることになったニュースを初め、群馬県を陽子線治療の基地にするなど、日本では、もうガンを怖がらなくてもいい、と感じさせるような報道が相次いでいます。

 フクシマの放射能はまるで、解決していません。ゼネコンに担当地域を割り振った「除染」も、いい加減なものでした。それに加え、汚染水を太平洋に放出するしかない、とされたようです。

 植田さんが、まとめています。http://8706.teacup.com/uedam/bbs

「東京電力は、第一原発の中に溜まり続けている汚染水について、濃度を下げる処理をし、漁業関係者などの同意を得た上で海に放出する考えを明らかにした。
 第一原発では、放射性物質で汚染された水が溜まり続けていて、東電は敷地内のタンクを増設して管理している。
 東電は、きのう原子力規制委員会に対し、汚染の濃度を下げる処理をした上で海に放出する対策案を説明した。
 東電は、漁業関係者などの了解が得られなければ海への放出はしないことを強調しているが、タンクの増設はいずれ限界に達する可能性があるだけでなく、敷地内に溜まり続ける汚染水の最終的な処分の方法は見通しが立っていない。 [ 1/25 19:57 福島中央テレビ]。

 

 放流させる汚染水の濃度を下げても、放流される汚染物質の総量は変わりないのだから、これは明らかにごまかし。生物濃縮のスピードがほんの少し遅れるだけで、海洋生物に汚染が広がるのには何も変わりがない。

今の日本列島を取り巻く環境は、ほんとうにシビアです。西の中国からは、工場煤煙、さらに排気ガス、化学工場の未処理の排煙が空気から、排水溝になった河川から汚染物が海流に乗って、どんどん流れてきます。放射線だけでもガンの原因になりますが、これに、多くの電気製品と携帯電話の電磁波、そして、こうした工業系の汚染。 複合汚染が、どんどん進んでしまいます。

 本来なら、厚生省が危険信号をだし、さらに消費者庁が、厳しく各食品を監督すべきですが、今、この国では、こっちはまるで置き去りにして、「ガンになっても大丈夫」の洗脳をメディアを総動員して繰り返します。問題は、 一体、そのガン治療にどれだけの費用がかかるのか?  それに、本当に、それで完治するのかどうか、です。

 これで、普段から、自らの健康については、より一層、注意しなければならなくなりました。低体温にしないことは必須のことです。

ガン対策の一つのヒントは、「菌」との付き合い方です。乳酸菌、ビヒズス菌、酵母菌もそうですが、キノコはモロに菌の塊りです。 そして、天然ラジウム。未来を悲観せず、不健康になる可能性を下げる生き方を、実践する。

「笑い」が健康にいいのは当然ですが、実際にどんなものを取り入れているか、ここに対する注意が必要です。

自分の国の放射能汚染を解決できないままなのに、日本の重電業界(日立、三菱重工)は原発を海外に輸出しようとしています。私には、どうにも理解できない判断です。人間性を疑うという次元の話ではありません。きちんと日本を正してから、海外にでるという、人間として当たり前の意志が、この国の産業界にはないのでしょうか?

 経団連が、もはや、日本の指導者になれないのは、この点からも明らかです。

それ以上に、今の日本では、汚染のない地域での、食料生産を充実させるべきです。これは未来の子供たちのためです。今、日本の水産業では、陸上養殖の技術がどんどん確立しています。各種のサカナを、キノコやモヤシ、カイワレダイコンなどとおなじく、室内で計画的に育てることも必要になっています。 

 この技術は、汚染が進む地球上では、本当に貴重なものになります。わが故郷でも、これは検討したい。 

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この記事を書いた人

新井信介

1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。