国会が醜いのは、国家の収奪機能から分け前分配のみが話されるから。

こんにちは。

私の基本的な考え方。

生存に関して、果たして、カネがいるのかどうか? それも国家権力が介在しての、税収・国債での集金を、さらに、官僚や利権団体が、こねくり回して、分配する必要があるのかどうか?

生存の確保なら、現実に、 衣食住 水・エネルギーが、十分にあればそれでいい。

食は、農地など一次産業がすぐ近くにあるのがいい。 住や衣は、仲間で協力すれば、いろんなものが作れる。

水、そして、エネルギー。これまで、人口で数十人から、1000人単位で、自活できるのが一番、強い。

国家権力をどう使うか、 これには、生存に関する基本的なイメージが必要。

巨大技術に目が行きがちですが、個々の人間の命を支えるのは、私たちの個々人の生活に極めて密着した

親しみのある技術です。 インティミト・テクノロジーです。

産業を優先し、自然と一体化していた個々人の生活をバラバラに分解し、企業社会(最適工業社会)に、強引に引きつけたのは、国家でした。 これは、まだ、近代化が出来ない状態で、日本国内の経営資源を、一部の人間の手に集中させる収奪機能でもありました。

 それをどう分配するか?  今だに、この視点の中での議論が続きます。 

今、国家は、ウソだらけになりました。

私たちは、個々の人間(政治家、学者、コメンテイター)の発言について、これまでどおりの 国家による収奪機能と、その分配 と言う次元の話に留まっているのどうか、 この視点で見つめましょう。なぜなら、そこでは、 まともな未来を地道に生み出すと言う発想がないからです。 

この国家による収奪とその分配で、もっとも典型なのか、この国では、「エネルギー」政策になります。なかでも電力です。

これも、本来なら、エネルギーは、水や大地の利用計画とともに、集落や町内会ごとに、最適な形を実現させるのが一番です。

そのための資金を、またまた「国が出す」のではなく、私たちが、自分自身で、作り上げやすいように、制度面の改革が一番です。

まず、老人、子供、そして、病人。そして、幼子を抱える母親。 これは弱者と言われる負担の大きいものですが、この部分の安定性については、今の産業社会のシステムからは独立させて、私たち成人した健常者たちが自給圏をつくりあげて解決するのが先です。

 産業社会は、グローバル経済の中で常に不安定であるからです。 

 イノチを守るとは、まずここから、国つくりをしなおすこと。

給料や補助金、各種手当ての支給額を、国の最優先問題にしている限り、 この国には、新しい未来は来ません。 既得権をもった人間同士の 醜い国会が続くのみです。

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この記事を書いた人

新井信介

1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。