マネーと時間と体力があるうちに食と住を確保すべし。

 こんにちは。 昨日から、中国の春節ですね。

18世紀末~19世紀前半、世界の中央銀行に金塊を届けた「梅」と「李」の関係者は、今週、鳩首会談をしているはずです。

 一方、何とか、これまでどおりの戦後の日本の支配体制を維持したいイルミナティーたちは、セオリーどおり危機演出を図り、今、ホルムズ海峡の封鎖を騒ぎ立てています。 日本では、明日から国会が始まりますが、明日の未明に地震がくる、との予言もありましたね。 用心に越したことはありません。

 ただ、首都機能が止まるような巨大地震が、すく近い将来に、間違いなく来るのです。自宅に備蓄をもつことも大事ですが、もっと大切なのは、食の供給源(農村)と、万が一の避難先(田舎の住居)を確保しておいたほうがいい、と考えます。

 そして、それ以上に肝心なことは、この極端な高齢化社会では、今回の5%の消費税増税程度では、これまでのシステムを微調整しながら、安心できる未来をつくれることはない、ということです。

現在の国家システムの「破綻」を前提に、政策をつくれるもの以外、未来を生み出せません。これは覚悟しましょう。

これを、破綻をさせない、という思考からでは、常に、政策が限られ、既得権益者の優遇が先になっていくのです。 これでいいのですか?

ここで注意すべきことがあります。  国家財政の破綻 と 通貨 のことです。

国家の財政破綻は、 この日本列島の統治者の統治の仕方が、下手だったということです。

一方、通貨である日本円は、この日本列島にある、日本円を使って生活する人間の生産力、富を生み出す力を背景にして存在します。 それは、企業の活力や、民度、社会の安定性や回復力の総和です。

 通貨は、いい未来を創りだそうとする、「汗」と「智慧」の、「積」です。

 どんなに、熱心に「汗」をかいても、愚かな「知恵」では、成果は、少ないのです。

 この点、ギリシャの人は、「汗」があまりに少ないものでした。

 同じ知恵でも、他人のものを盗んだり、騙し取ろうとする「悪チエ」は、「マイナス」であり、必ず、あとから、請求書がきます。

どんな社会だったら、快適なのか、大いに考えましょう。  医療費が少なく、事故や事件がなく、自然環境も住民の日常生活での自発的規範意識と相互扶助で、美観とともに維持される。 

こうしたことを実現するには、住民全員が、これまでのシステムを一旦、すべて棄てて考えることが必要です。その上で何を生かすか、郷土愛をもとに規範は、自分達が作る。智慧と汗(これには、マネーも含む)を出し合えば、十分に対応は可能です。 そのときはもう、国家の指導は必要ありません。 

ここまで考えたうえで、今は、とにかく、元気に生き残ること。

次の日曜日、29日、東京で皆神塾で、この辺も話します。

 

 

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この記事を書いた人

新井信介

1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。