・・・ もう、済んだ、と思い出したときが、危ない時。

 こんにちは。 

 野田内閣になって、台風12号が日本を襲いました。 関西地方(特に紀伊半島の真ん中)で

 大きな被害が出ています。 ここは、日本列島の霊脈であり、もっとも重要なところです。

 若狭湾の小浜にある「鵜の瀬」から、東大寺を抜け、串本まで水脈が流れ、

 この線上には、 ニギハヤヒを祀る  玉置神社 があります。

 今回の台風は異常に大きく激しかったので、ここにきて、首都圏の災害は、

 すっかり 忘れさられているかのようです。

  放射線 以外に、 まだまだ、 巨大地震が発生する危惧は、何も変わっていません。

 「もう、済んだ、と思い出したときが、危ない時」です。

 いま、古川元久氏が経済産業大臣になり、今後の日本の経済政策を考えるのですが、 

 数字上の経済成長よりも、 まず、いま、ここにあるイノチを守ること。 こちらは、実態です。

  ここを最優先するのが筋です。 

 いまの日本は、これまでの統治機能としての 「国」はすでに、ボロボロに破れていますが、            

 私たちが、最後に、よるべき、「山河」まで、 壊われ出しているのです。

 この原因は、われわれ自身にあります。

 過剰なマネー追求と、 手に負えない科学技術の塊りの原発に入れあげた人間たち。

 このまま、許せるはずはありません。

 安心して暮らせる(すごせる)、美しい山河がある日本 でないと、 海外から旅行者も来ません。

 私たちは今、通貨もなく無文字だった、石器時代の感性で、科学技術を、どう生かすか、使いこなすか、

 その判断が迫られています。

  それは、古代出雲の時代。  勾玉 と 銅鐸 の時代です。

  そこで生かされていたものが、  瓊音 ヌナト でした。 

 常に、自然のイノチの声を聞く。  ヒビキの中に、身をおいていること。 

 都会(国家権力)のシステムは、空しいものです。 これを今、自然の方から壊しにきているのです。

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この記事を書いた人

新井信介

1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。