福島では、まだ、放射線の飛散が止まっていません。現状がどうなっているのか、
この確認すらきちんとできていない。これが、日本の原子力技術と政策のレベルです。
日本の原子力政策を、今後、どうするか、少なくとも、全てをいったん中止し、
まず、安全を確保する。さらに、未来に向けたこれまでの全ての計画はもちろん、
現有する、原子力関連施設の再稼動のための条件もすべて見直す。
ここには、全国民の議論を喚起する。
民主の代表選挙も、其々の候補者に、まず、この原発に関して、きちんと、
態度表明してもらうことが、先決です。
国民にとって、いま、もっとも切実で、深刻な問題です。
「これまでのやり方ではダメ」ということが、事実をもって示されているのです。
、
経済上のすべての成果を奪い去り、さらに、未来により多くの禍根と負担をのこすのが
原発の事故です。
事故がなくても、廃棄物処理に、とんでもないくらいの資金がかかります。
再生エネルギー法案の前に、原発に関して、すべて、現行法律を見直し、まず、一旦、
止めて、再稼動に向けた条件をより厳しいものにすることを、最優先にすべきです。
きちんと、尻拭いをする。
これができない、とすべてがぐちゃぐちゃ。だけど、まず、金儲けに走る人間に踊らされる。
求めるべきは、安定した、人間として誇り高い生活であって、マネーではない。
マネーを追うことで、イノチを壊すのなら、そのやり方が間違っている。
産経新聞が、「もんじゅ」の復旧作業について、GOサインがでた、と伝えている。
なんていう国だ、この国は!
そもそも、いまだに、「検討委」の人間だけで、これをきめるのか!!?
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<もんじゅ 復旧作業の着手了承 原子力機構 福井>
産経新聞ニュース 2011.8.25 02:08
■検討委“お墨付き”
日本原子力研究開発機構は24日、敦賀市内で外部有識者による検討委員会の第4回会合
を開き、高速増殖炉「もんじゅ」(敦賀市)で6月末に実施した炉内中継装置の引き抜き作業
や分解点検結果などを報告した。野口茂雄・敦賀本部長代理が冒頭で「来週にも復旧作業に
着手したい」と述べ、会合後、委員会は、復旧作業の着手について了承した。
原子力機構は、中継装置内を通る燃料交換用の台座を回す軸の接合部分のピン1本(直径12
ミリ、長さ8センチ)が断裂していたことをあげ、「断面は押しつぶされた状態で破片が生じた
痕跡は認められなかった」と説明した。
また原子炉容器の底にある中継装置の筒型台座「下部ガイド」について「装置の傷などを
比較して、装置落下時に接触して損傷があったとは考えられない」と報告した。このほか、
装置の部品すべてが回収できたことや上ぶたの一部の再利用などの解説を行った。
福井大付属国際原子力工学研究所長の竹田敏一所長は「引き抜き作業では要望内容を着実に
反映できている。今後の復旧作業も時間をかけて確実に実施してほしい」と話し、委員会は
作業の着手に“お墨付き”を与えた。