日本もアメリカもヨーロッパも、ゼロ金利。
サブプラ破綻のあとは、シツテム維持のために、
各国の中央銀行が、資金を大放出。
それを、各国の政府、銀行、企業がどう使うか?
今、 一番愚かなのは、
母子家庭の手当てなど、福祉を切ったままにして、
あわてて、マンガ記念館を作ろうとする日本政府です。
その上で、しかも、
プライマリーバランスを口にして、
消費税の12%を言い出します。
財投・特別会計の一般財源化も、まったくなし。
もはや、日本国民のことを、まったく考えていない人たちです。
体制維持。
これまでの予算の使い方を、維持することが
すべてに優先しています。
情けない国です。
これでは、 子供たちを、不幸にします。
一方の隣の中国。 台湾を完全に経済圏に組み入れ、
日本の100倍の速さで、変わっています。
日本で、10年かかって、やっとできることを、
1か月で、やっています。
国防と治安を除く、 国家の発展計画のすべての権限が、
国家発展改革委員会に集中されています。
関係する各省庁から、45歳の局長級エースを集め、
温家宝首相が、 課題・テーマを出し、
それに対する対応策を、一ヶ月で纏めさせ、
その案を、すぐに、政治力で実行します。
これは、一党独裁のなせる業ですが、
今の日本政府=自民党・官僚体制は、
アメリカから言わたことに対しては、
今回の15兆円の補正のように、すぐに、バラマキが決まりますが、
>> それ以外は、まるでだめ。
政治家(自民党)が、 官僚の道具であるからです。
麻生さんの呼びかけ(思いつき)に、その言葉尻を捕らえて、
自らの予算と権益確保の材料にはしても、
彼の発言を、国家の指導者の命がけの真剣な声として、
まともに、受け止めることはありません。
こんなアホな人間のいうことだから、 と
舐めきっています。
トップの心と姿勢が、人を動かしますが、
利権政治家では、 官僚たちは、心が動かされないのです。
当然、本気になって、妙案を探りだそうともしません。
自民党の身内の、お抱え学者・評論家の意見を聞くのみでしょう。
こころある官僚を、 引き出すのは、
私たちが誰に、最高権力を持たせるか、の意思の問題です。
あの舛添さんも自民党である以上、 医療・薬品業界の擁護者の立場を
一歩も出ていない。
本気の医療費削減ができません。
繰り返します。
世界は、今、とんでもない金あまり。
行き場のない資金が、資源に向かっています。
原油は、 1バレル70ドルです。
しかも、世界的に景気が回復しだしたので、
急速にインフレが到来しかねません。
本来なら、政争などしてる暇はありません。
しかし、今の行政のままでいることは、
もっと、大きな禍根を残します。
覚悟しましょう。 本気で変えると。
とんでもない金余り。
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この記事を書いた人
新井信介
1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。