1) 情報混乱ばかり。
たとえば、
①新型インフルエンザ
②北朝鮮の拉致被害者の生存
③景気動向
④衆議院選挙の時期
⑤自衛隊の海外派遣(アフガン)
新型インフルエンザ。
マスコミの騒ぎ方、消費停滞など、 これは、日本での「お上」情報を
交えた「風評」が、実社会で、どういう現象を引き起こすか、
>>> 見事な、シュミレーションになっています。
ただ、今感染しているウィルスが、どれほど毒性があって
どれだけの人間が死ぬのかわかりません。
なにか、拡散にせよ、症状の悪化(重篤性)にせよ、それは、
管理できるものが放逸されているのではないか、と思えるほどです。
今、中国で大量のマスクが作られ、また、ワクチン製造にも拍車がかかっているでしょう。
もしかしたら、より、強度のインフルエンザの発生を予期している人たちがどこかにいて、
それに備えるために、軽度のもので、事前調査しているのではないか、とも思えてきます。
一体、何が行われているのか?
本当に、単なる自然現象なのか?
少なくとも、 WHO,政府、マスコミは、それぞれに、意図をもっているのは確かです。
どこが、真実なのか、それは、自分で考えなければなりません。
しかし、ここで、一言。
幸い、まだ、日本では、なくなった方はいません。
普通のインフルエンザでも、亡くなる人はいます。
そう考えると、なにも、怖がることはありません。
2) そんなことより、
日本では、毎日、100人ちかくが自殺(即死)し、
交通事故で、25人が命を落としています。
中には、道を歩いているところに、クルマが突っ込んでくることもあります。
死の危険は、こっちのほうが多いのです。
新型インフルエンザのみを報道するのは、 何かの意図がある、といっても
いいのではないでしょうか。
提案ですが、 テレビで夜の11時くらいに、
小さく、画面の角に、本日の誕生者、 結婚カップル、 物故者、
自殺者、交通事故件数と死者、ガン死亡者、などの具体的な人数を、
毎日、出しておいたほうがいい。
また、地方のテレビ局は、 「今日の町の英雄」、あるいは、「泣かせるいいやつ」
として、すこしでも、みんなの役に立った人を、どんどん取り上げてもらいたい。
小さな身近な英雄の集まりが、これからの未来を生みだすのです。
そうした、情報に触れれば、
自分が、今、生きているこの毎日の瞬間を、本当に、大切に感じられますから。
3) 私たちは、あまり意識しませんが、
戦後の覇権国アメリカが衰退し、覇権交代が進行中です。
もちろん、それは、これまでの基準で言えば、 企業も資本もあつまる、中国に
大きな比重が移りますが、 中国が、独自で、新技術が開発できるでしょうか?
環境に対応し、社会自体が、穏やかで、思いやりのある国になれるでしょうか?
地球人類の手本になる、理念と生き方を示せるでしょうか?
私の見方は、
今、覇権は、 日本に移りつつある。
その真っ只中に、 私たちは、生きている、ということです。
しかし、これまでの仕組み、システムで、地位を得てきたものは、
それが、わかりませんし、 そう、国民が認識したときに、
自分自身の利益基盤が崩れていきます。
<< 自分で考える。 >>
これが、すべての基本です。
いいなりにならない。 鵜呑みにしない。
4) そして、もっとも肝心なこと。
日本には、 総理大臣よりも、官僚よりも、アメリカよりも、強いものがあります。
それは、法律 です。
しかも、その法律は、 誰かが決めたものでなく、
私たちが、作り出すものです。
今の法律が、 以前の誰かが、作ったものであっても、
それをそのままにしているのは、私たちの意志です。
本欄で、何回も書きましたが、
情報公開法 これが、最優先課題です。
そして、官僚や役人が、予算の執行や、前例踏襲の行政指導において、
国会の決定を無視して、これまでどおりのやり方を進めるているとき、
それを、厳罰にする法律を、私たちが作ればいい。
5) しかしながら、そんな私たちの前に、
意識されないような形で、 <国家暴力>の影が、いつも付き纏います。
国家は暴力機構を持つがゆえに、特定少数者に運営を任せるのではなく、
私たち自身も統治者としてそれに参画し、その暴力を制御する必要がある。
これこそが、「民主主義の要諦」ですが、
今、この制御を、アメリカに任せてきたのが、 戦後の日本国家の実態なのです。
その一つが、②の北朝鮮問題です。
この本質は、 アメリカが東アジアに緊張を過剰に作って、日本の軍事支配する
その道具だったものです。
そうした覇権国の思惑に乗っかって利権を築いてきた日本国内の人間が、
いま、アメリカの戦略変換で足場を失って、右往左往しているのです。
防衛省の出入り業者、自民党の防衛族、アメリカ発情報で飯を食べてきた、報道関係者。
これまでなら、こうした、覇権交代の時期には、戦争がありました。
今は、ありません。 少なくとも、徴兵での戦争はありません。
>> ただ、血の流れる肉弾戦に代わって、
>>> 徹底的な情報戦、心理戦が行われているのです。
この自覚を、ぜひ、持ちましょう。
そして、「では、自分はどうするか」ですが、
生きている今を、感謝し、出会う人との間に、少しでも多くの信頼関係を
作っていくしかありません。その延長線上に、国家間の信頼もあるはずです。
そして、社会に役立つもの、人に喜ばれるものを、自ら作り出し、提供すること。
それは、たった一つの、一瞬の笑顔でもいいことです。
今は、 いずれ粗大jゴミになる、工業製品を遮二無二に作り出すことよりも、
もっと、生きている生身の人間の、心と体を、喜ばせることのほうが大切でしょう。
ps: 衆議院選挙について、参考情報。
長野県で、小泉元首相の秘書官だった飯島勲氏、2~3日まえに講演しました。
何でも、9月10日に衆議院を一日だけでも召集すれば、選挙の実施は、
法律上では、10月でも可能とのこと。
一日でも、長く総理でいたい、麻生さんだから、この手を使うのかもしれません。
そこには、とことん日本から貪りたいアメリカと、天下り禁止に抵抗する全官僚が、
応援することになります。
しかし、そうなると、11月は、またまた、大変なことになります。
急激な円高と、株価の下落ですね。
でも、 中国は、内陸部のインフラ投資で、一気に景気回復です。
日本は、どうか?
民主党の鳩山さんのいう、「愛のある政治」って、私には、よくわかりません。
自殺予備軍、老人、職探し、の心に、どのような形で、希望の光を灯すのでしょう。
私は、自分の仕事に、集中です。
覇権が変わるとき、マスコミが混乱する。
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この記事を書いた人
新井信介
1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。