「前代未聞」、ここに極まる。首相菅直人の最終章。

 前原外務大臣に「京都山科の焼肉屋の叔母ちゃんが政治献金」。
 毎年5万円を4年間。 それが、韓国籍の外国人。
 政治献金規正法を読んでいれば、本来、受け取らないし、
 何より、受け取っていても、普通は、収支報告書に記載しない のではないか。
 日本国内に住む、韓国籍・北朝鮮籍の個人・企業から、政治献金をもらってきた日本の
政治家は、民主党は当然として、自民党にも社会党にも公明党にも、たくさんいたはずです。
 それが今、国会で、確証をつかんだとはいえ、自民党の西田参議院議員がこの問題をもち
出すことは、その狙いは、単に前原失脚だけではないでしょう。
 韓国籍企業から、政治献金を今後、日本の政治家が受け取れなくなると、これは、政治が
さらにかわります。これは、本格的ガラガラポンの始まりではないのか、と考えられます。 
 気になるのは、先月末に、国民新党の亀井静香前金融担当大臣が、都知事の石原慎太郎に
むけて発した以下の発言です。
 「いつまで、田舎侍やっているつもりなの?」
東京都知事が田舎侍なら、それ以上の「都の侍」となると、これは首相しかありません。
もしかしたら、石原を中心に救国内閣を作る画策が、今、進められているのかもしれない。
 これには、
 ①必ず、都知事選挙の前後に、衆議院の解散総選挙
 ②石原を中心にするなら、自民党の現在の谷垣など執行部が外れる。
 ③そこに、民主党が加わるなら、それは、小沢一郎グループと連携。
 ④国民向けの人気取りアピールに、官僚役人の人数・報酬の削減を掲げるなら、
  河村名古屋市長の『減税日本』と組むしかない。
まあ、どうも、そんな流れになっていくように思われます。
それよりも、さきほど、永田町の事情通から届いた話によると、
今、首相官邸では、初代総理大臣の伊藤博文以来、ありえなかった事態がおきていて、
周囲のSPをはじめ、国会関係者、官僚達から、失笑を買っている、といいます。
それは、首相官邸に、なんと、菅直人は、自分の家族を住まわせている、
それも、妻や秘書になった息子のみならず、年老いた両親まで呼び込んでいると。
これは、勘違いもはなはだしい。 官邸を、家族の私邸 にしています。
これまでの日本の慣例では、外国の賓客の個別接待に、首相夫人が当たることが多かった。
これを、菅直人の首相就任以来、伸子夫人が自ら積極的にやり出していたわけでしたが、
庶民派だったはずの宰相夫妻は、いつのまにか、高級デパート通いに、変わりました。
買い物の支払いは、官房機密費や外交機密費かそのまま、使われているのではないか?
それにしても、さもしいものです。 あきれ果てる、を超えています。
残された首相の在任期間に役得によって享受できる贅沢を、夫婦で、そして家族で満喫する
腹つもりなのでしょう。
ここまで、お下品な宰相は、これまでいなかった。
初代内閣総理大臣の伊藤博文は「箒(ほうき)の御前」と呼ばれたごとく、女遊びが大好きで、
それで借金がかさみ、その取立てによって自宅を失い、遠くのあばら家から通っていた。
しかし、これでは仕事にならないからとして、明治政府はやむなく政務の専用にと、首相官邸
を造りましたが、それから百年以上が過ぎ、まさか、一族全員を住まわせる首相が現われよう
とは、思いもしなかったでしょう。
今、世界中の国家首脳たちからも、物笑いになっている、との話でした。
「政務」の場に、何をしているのか、と。
まあ、4月の選挙が視野に入ったということですね。
それにしても石原慎太郎が総理になったとして、またまた口が災いし、中国と、もめること
になるのではないでしょうか?
経団連が、どう考えるか、が問題ですね。

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この記事を書いた人

新井信介

1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。