魚網があって漁船は漁船でしたが、突っ込んでくる補強船。

 今回の尖閣列島の衝突ビデオが、昨日からYOUTUBEに上げられていたわけですが、
日本のNHKは、今朝のニュースではまったく報道しませんでした。
小沢一郎氏がNICO動画に出演した内容は流したのに、こちらを無視するのは異常です。
また、中国側が、小沢氏の訪中に対し、「時期が不適切」と断った直後に、この尖閣ビデオが、
流出しました。
まず、内容を見て、私の反省です。お詫びと撤回です。
先ほど、[漁船といいながら、魚網がぜんぜん載っていない事に注目してください。]
と書きましたが、これは、私の情報源氏から、「スパイ船で、まったく漁船ではなかった」
との言葉を信頼し、その観点で見たものでした。 ビデオの中では底引き漁をしている映像もあります。この部分は、取り下げます。
 
 ただ、海保の船に、全速力で突っ込んでくるのですから、これは、普通の漁船ではなく
、改造された強化船舶で、スパイ船とみるのが正しいですね。
 この9月7日に尖閣諸島で起きた事件によって、引き起こされた日中間の対立を、
この11月に入ってから、一体、どのように収拾していったらいいか、を考える人間にとって、やはり、真実が写っているビデオの公開は不可欠だったのでしょう。
そのための、手段が、ネットで、それが昨日だった。
 
 で、 今後、どうなるか? 結論は、先ほどと、同じです。
唐家セン氏が急遽、来日し、「事件前の、本来の状態に戻そう」と言ったのがすべてです。
これで、共産党内部の、領土拡張の軍事的冒険主義を、引っ込めることになります。
唐氏とその背景の人間は、海洋力の拡張を目指す人民解放軍に対しては、
 「あなたたちは、中国が壊れることが分かっていないのか」と、経済の実情を話しながら、
その野心を引き下げることを迫り、さらに、それに、追い討ちをかけるように、これと同調し
ていると考えられるのが、 今回のこの、日本政府内部からネットに流出したビデオでは
ないか、と考えます。
 一方、日本国内は、どうなっていくか。
民主党政権、および、NHKは、このことで、国民に、すっかり見透かされてしまいました。
 都合のいい話を、つくって流していると。 これでは、その体質は、中国と同じ。
もちろん、それ以上に考えなければならないのは、私たちが真実を知らされてない状態で、
現実をきちんとウォッチしているのが、最大の軍事大国のアメリカで、
彼らが、自分の都合のいいような、緊張をあおりたて、 さらに、それを、
なんとか、情報統制して、ごまかそうとする日本の政府と公共放送の姿です。
ここまで来ると、何が、本当なのか、常に、疑ってかからねばなりません。
ホンモノの事実を探すのみならず、 自分自身が、誰かの意図した情報を元に、洗脳されて、いるのではないか。 これまで、日本国民は、意図的に世論誘導されてきたのではないか、冷静に確認する必要があります。
 
それにしても、ネットの時代は、面白い。 そして、凄い。
権力が作り出した虚構をひっくり返す力を、個人がもったことを意味します。
真実は、すぐに、全世界に晒すことができます。
「はっきりしないことは、変えられない」
どんどん、はっきりさせていきましょう。

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この記事を書いた人

新井信介

1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。