菅直人 も 小沢一郎も、 田中角栄のロッキード事件に、
政治的意志を 大いに刺激されました。
菅は、 政治とカネ。 国を食い物にする政治家は許せん と。
一方の小沢は、 なんで、親父(角栄)だけが、逮捕されるのか、と。
菅には、日本の権力構造、そして、戦後世界のアメリカ占領政策が
誰によって、どのような意志で作られたのか、まったく視野に入っていません。
それが、はっきりしない以上、 無策 です。
「はっきりしないものは、変えられない」
これは、 人間社会での、 絶対の鉄則です。
今、日本国民が、「政治」 を、 どの次元で理解するのか、
これは大きな命題です。
知らないものは、知っているものが仕掛ける罠に、いつも落ちます。
これは、 人間個人の思考の深さもありますが、
国家(統治体)ができるときからの、 現実の利害の仕組みを、
どこまで、知悉しているか、によります。
すくなくとも、菅直人は、 日本の官僚・役人が、
自分たちの利権を、制度化している実態を、きちんとしらない。
しかも、それを、アメリカが利用してきたこと、
あるいは、官僚側が、アメリカを出汁にして、利権の強化をしてきたこと
を知らない。
今の、不景気が、工業化の終わりであるという、文明史的な視点がない。
それゆえに、「雇用」「雇用」「雇用」と。
この人は、自分で、事業を起こしたことのない人です。
>>> 9月11日(土)、 東京で、皆神塾。
この日までに、 まだまだ、 動くでしょう。
日本経済の重石は、 人件費の高さ。
とくに、 公務員の人件費にあること。
緊急避難的措置とは別に、
長期戦略は、誰が、描けるのか?
私は、民主党には、まったく期待しない。
自民党は、 子供手当を廃止し、公共事業をやれという。
これも違う。 アホそのもの。 完全な、復古反動だ。
あと、3年、 国民は、真実、実態を知ればいい。 そのための期間だ。
まあ、皆神塾で、話しましょう。
弱者(高齢者・母子家庭・生活保護・障害者)負担のありかたと、
普通の人が、希望を持って、どうやって、毎日を暮らすか、
その「希望の建て方・考え方」 こそ、 私たちの未来を 決めるのです。
「ロッキード事件」が二人の政治家を産んだ。
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この記事を書いた人
新井信介
1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。