W杯の日本チーム、最後は、PK戦で負けました。
昨夜はテレビ観戦し、このPK戦になった段階で、予感がしました。
私が一番、残念だったのは、延長戦になって新たに入った玉田選手が、
狭い角度でキーパーと1対1になったとき、シュートを打たなかったことです。
外れたり、防がれることを怖れたのでしょう。
勇猛果敢さ、なにより、俺が決めるという強烈な欲が出ませんでした。
これは、日本の弱点です。
自分が持っているボールを生かす事を、瞬時に優先的に考えたのでしょうが、
ボールとは、なんのためにあるのか、です。
ボールは、相手に取られずに、味方で玉回しをするためにあるのでありません。
ゴールネットを、揺らすためにあるのです。
サッカーで、走るのも、ボールをパスするのも、すべては、
ゴールネットを揺らすためにあるのです。
すぐそこに、ゴールがあるのに、なぜ、打たない。
これだけは、本当に、腹立たしい。
これと同じことが、日本の政治。
すべては、日本の国民の生活を改善すること。
不安をなくし、日々が安心して暮らせること。
努力し報われる機会を、生み出していくこと。
税金も補助金も、法律も、すべて、このためにある。
雇用や所得を金科玉条に、税金、債権、補助金、交付金などを、
弄り回すよりも、
どこに、資金があって、どうやったら、その資金が、すんなりと
日本社会に流れてくるか、これをきちんと、考えればいい。
今、国民の収入は、落ちているのです。
日本には、蓄えられた預貯金があるが、これは、一番、臆病なのです。
さらに、アジアには、大量の資金がある。
ならば、この臆病の原因を突き止め、それを、取り除けばいい。
アジアの人間が、日本にお金(財産)を置いておきたがる環境を整えればいい。
より具体的には、
日本の高齢者に、どう希望と安心を与えるか?
アジアの富裕層に、どう国家として、信頼を醸成するか?
それには、金をかけずに、政策だけでできることは、十分にある。
真の目的を忘れるな。
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この記事を書いた人
新井信介
1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。