「野戦軍の司令官として解放が終わるまで・・・」 by 小沢一郎

 北京での小沢一郎。
戦後の日本は、アメリカに占領されたままだ、という認識です。
これは、田中角栄の認識そのものです。
 それが次の言葉になっています。
 「私は野戦軍の司令官として解放が終わるまでそれに徹したい。」
それと関連し、これまで、日本がアメリカの占領下にあって、
どれほど、多くのインチキ利権が生まれていたか、ここにきて分かってきました。
それが、普天間基地をめぐるごたごたで、露見してきました。
田中宇さんの、レポートは、秀逸です。
 > 外務省官僚の利権、マスコミ操作が これで ばれてしまった。
      http://tanakanews.com/091210okinawa.htm
  一部を抜粋します。
・・・・・・・・・
 「海兵隊はグアムに全移転しようとしている」という、宜野湾市長の指摘も、マスコミでは報じられ
 なかった。 だが、11月末に伊波市長がその件を与党議員に説明した後、12月に入って鳩山
 首相が、「そろそろ普天間問題に日本としての決着をつけねばならない」「グアムへの全移転も
 検討対象だ」と発言し、事態が一気に流動化した。
 鳩山がグアム全移転を言い出したことが、伊波市長の指摘と関係あるのかどうかわからないが、
 議論の落としどころは「グアム全移転」で、それに対する反対意見を一つずつガス抜きしていくよ
 うな展開が始まっている。(普天間移設「新しい場所を」首相が指示)
 そもそも「グアム全移転」は、日本側が提案することではなく、すでに米国がやっていることなのだ
 が、世の中はマスコミ報道を「事実」と考えて動いており、海兵隊1万人沖縄残留という捏造話が、
 国民の頭の中で「事実」になっている。 マスコミがプロパガンダ機能だと国民に気づかせることが
 首相にもできないほど、この機能が持つ力が強い以上、鳩山はグアム全移転を「米国に提案する」
 という形式をとらざるを得ない。
 鳩山は「(普天間移設に関する)政府の考え方をまとめるのが最初で、必要、機会があれば(米大
 統領と会談したい)」と言っているが、まさに必要なのは、米国と再交渉することではなく、政府の
 考え方をまとめ、海兵隊員水増しの捏造をやめることである。外務省など官僚機構が了承すれば、
 日本は「海兵隊は2014年までにグアムに全移転してほしい」という方針で一致し、米軍がすでに
 進めている移転計画を、ようやく日本も共有することになる。
 (日米首脳会談、要請もできず…米側も消極的)                ・・・・・引用終わり。
以下は、日経から、 小沢訪中について:
<日中懸案解決、参院選の後に 小沢氏、胡主席に意向>    【北京=小嶋誠治】
民主党の小沢一郎幹事長は10日、北京の人民大会堂で中国の胡錦濤国家主席と会談した。小沢
氏は「政権交代は実現したが、最後の戦いは終わっていない。参院で民主党が過半数をとることで
中国ともざっくばらんで思い切った議論をする環境が整い、良い日中関係になる」と表明。日中間の
懸案解決には来年夏の参院選に勝利した後に取り組む意向を示唆した。
 小沢氏は「7月決戦に向けて兵を募り、鍛え、勝利を目指しているところだ。政権は鳩山由紀夫首
相に任せ、私は野戦軍の司令官として解放が終わるまでそれに徹したい」と強調した。
 胡主席は「日中関係は穏やかに(政権交代の)過渡期を経ることができた。互恵関係は新たな関係
に入った」と評価した。
 東シナ海のガス田問題などには双方が触れなかった。

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この記事を書いた人

新井信介

1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。