こんにちは。いつも使っていたPCが壊れてしまい、知人から譲りうけたものを使い出しました。ちょっと不慣れです。
4月も前半が終わりました。この一ヶ月間に、日本、なかでも、安倍政権の空気が変わったと思いませんか?
今、 AIIB を、実際にどう機能させるか、という議論が日本でも話題になっています。そして、これまでと同じような北京政府のやり方では、マネーの流れや、マネーをつかった建設事業に多くの問題があると指摘されています。
河野洋平元衆議院議長が訪中すると、 李克強首相は、日本に対し、AIIBには、まだ参加の余地があると、誘い水を出しました。副総裁のポストを用意するとまで。
強気一辺倒が、だいぶ変わりました。背景に何が有るのでしょう?
気になるのは、台湾に対し、「台湾は国家ではないから」と参加を明確に拒否したことです。
もともと、「梅」側にすれば、日本が入らなくても、台湾が入りさえすれば、北京の乱暴な融資に対し、十分な監視・監督・規制ができると考えていたのでしょうが、これが、北京がヨーロッパを従えて、一人勝ちとなると、マネーが、どんどん個人的に変な所に流出しかねない。しかも、実際のインフラ工事に関し、技術的な監督が行き届かない、との危惧があります・
ここ10年間に、中国から国外、特にアメリカに流出したウラの金額は、国家予算一年分よりも、多いでしょう。
東アジアに新たな共同体を作ることを目的に、 「梅」は、AIIB の成立を支援するのですが、 中国の悪しき習慣が残ったままでは、新規の通貨体制の主流になる金融機関を発足させることはしない、との意思を持っているはずです。
台湾を国家として認めないのなら、ここは日本を加えるしか無い、 との判断なのでしょう。
国際金融と、株式市場を考えた時、日本の東京市場をこの1年間、グイグイ引き上げてきたのは、外国人、アメリカのファンドです。彼らに資金を配ったのがアベノミクスです。日本の年金の資金は、下がる局面での買い支えに使われているようです。
日本企業を資金面で、健在なままにしておきたい。 それによって、 日本国民が原発放射能で、どんなに苦しみ、人口が減っても、今は企業と株式を守るというのが、 戦争屋のみならず、日米の経済界の姿勢です。ただ、台湾は、ドイツと並んで日本の放射能に危惧を表明しました。
では、中国はどうなのか?
ここ10年間の国内需要の伸び、そして、国家による強引な不動産建設の奨励での官製バブルが起き、建設関連資材は過剰在庫と過剰設備投資の状態です。今、習近平は、汚職追放を最優先にしているため、経済面では大停滞に突入し、先が見えません。 その点、アジアの途上国(ミャンマー、ラオス、カンボジア、バングラデシュ、ネパール、など)には、港湾・鉄道・通信・高速道で大きな需要があり、ここに中国企業を送り込みたくてしょうがない。
しかし、品質を見た時にどうなるか? 技術やマネジメントが、まともでないと、インフラはすぐに痛む。ここを、英仏独は、チャンスと考える。
ただ、中国経済は規模だけは大きいので、これが停滞のままだと、世界経済は急速にしぼんでいく。
これは、日本で、放射能汚染の深刻さが正式に公表されたときに、首都圏の地価が一気に下がり、この場合、日本の企業は、今の高株価での財務内容は、崩れることになる。
「梅」は、経済繁栄のまま、東アジアに平和的に、共同体を作りたいようだが、波乱要素があまりに多い。
福島で始まってしまった、地下の再臨海のことを、日本政府は、まだ、認めていない。
この部分に触れた途端に、 経済も外交も、まったく、別次元の判断が、世界中で必要になるからだ。
よっって、今、放出される「見えない毒」は、 何も対処されないまま、静かに、どんどん、日本人を蝕んでいく。
その点、中国のPM2,5などは解決方法がわかっているので、まだ、優しい問題だ。
この3月後半からの世界情勢、特に、日本に関して言えば、
すでに安倍政権では、中国との対決姿勢が急速に消えている。今では、AIIBでの運営問題に話題が移っている。
習近平が、まず、軍部(特に陸軍)の汚職を追求したのは、彼が、軍の実権を掌握し、「戦争屋」の影響を、どんどん排除していると見ることが出来る。
変な事件が続出している。 なかでも、山手線の柱が折れる事故は、普通では考えられない。広島ではアシアナ航空機が着陸時に事故。
一方、メディアは再び、北朝鮮を取り上げだした。 日本人を、外資大歓迎となった北朝鮮に近づけようとの意図が読み取れる。 「戦争屋」が、東アジアで、今、どんどん後退しているのだ。
福島の放射能は、全く、解決していない。そして、 これまでよりも、もっとひどくなっている。これは事実だ。
地震も噴火(蔵王に警戒警報)もある。
日本の外部環境がどんどん落ち着きだしているので、これからは、内政面に措置が入る。
これは、既得権との戦いです。
まだまだ、「事件」は起きそうです。 マネーがあるのなら、イノチを守り、育む方向に、使いましょう。