「今」を判断するときの重大要素。「アクエリアス(浄化の流れ)」「情報公開(スノーデン)」「日本の本質」

 こんにちは。今週末、関西で、クローズドの勉強会があります。

いつもは、古代史を中心にするのですが、今回は、参加者からの希望で、今、現在進行中の現実を、

構造的に、解説して欲しいと、希望がありました。

本欄で、詳細に、書くわけにもいきませんが、以下のことだけは、指摘しておきます。

まず、現在が、2011年の夏から始まった「アクエリアス(浄化の流れ)」という、大潮流の中にある、ということです。

これは、人類個々人に覚醒をうながしながら、現代人が宇宙の仲間入りするために、これまでの文明を整理する作業に入っているものです。

そして当然、そこでは、現在の国際政治の力の本質にも、変化が現れます。

それは、世界権力および国際秘密力の暴露・公開・押さえ込み、という手段になって現れます。

 それが、スノーデンの亡命でした。彼の身柄をロシアが預かっているということの意味を考えましょう。

そのなかで、ウクライナのクーデター、さらに、ロシア兵の派遣がありました。

そして、世界中に、もっとも多くの新しい工業製品を生み出し続ける日本という国の重要性です。

この国では、今、フクシマ原発が、まだ、放射能を出し続けているのですが、それを無視して政府は原発再稼動を目論見ます。

この国は、国際政治の中では、戦後はアメリカの占領下で、今、実質的に、特別行政自治区にすぎません。

そのアメリカで、昨年から大変化しているのですが、この変化の意味が、きちんと伝わっていない。

もし、戦後のレジームを変える、それも、宗主国アメリカと対等な関係になる、さらに、もう21世紀に入っていても、20世紀までの国際政治の主導原理のパワーオブバランスで考えなら、

 日本は、核武装をして、アメリカとも中国とも対抗する「普通の国」になるのが、一見、正しい見方ですが、これは、可能なのでしょうか? そうなることが許されるのか? それが歓迎されるのか?

 この場合、アメリカの核の傘を出るのですから、ロシア・中国との信頼関係の確立がもっとも大切です。

 しかし、それを、はなから無視し、中国との信頼を根底から崩す尖閣国有化に動きたのが、石原慎太郎であり、民主党の長島であり、野田であり、そして、安倍内閣なのです。

それを後方から誘導していたのは、オバマ一期目まで、アメリカに巣食っていたアメリカの戦争屋たちでした。

 それが、昨年、式年遷宮を前に、アメリカに大きな変化が出ました。

 そして今、日本のアベノミクスが、マヤカシだったことがバレバレです。そして、放射能被害も。

今日は、3月11日。もう、あれからまる3年です。マスメディアの言論封殺が加速しています。

今、日本、韓国、中国のそれぞれの統治体(の既得権益者)が、その存亡をかけて、対峙しています。

その先にあるのは、東アジアの一体化ですが、そのとき、誰が主導権をもつのか、誰が、周辺から認められるのか?そもそも、その一体化の中で、これまでのどおりの国家主権を主体にする、統治体が存続するのか?

 今、それぞれの国(統治体)が、 暴れています。 そこには、大きな利権(既得権)があります。

このなかで、またまた、不可解な事件。 北京行きのマレイーシア航空機の失踪です。

私には、国家(統治体)どうしの、「潰し合い」が始まっているように見えます。

まだまだ、多くの複雑な事件がおきるでしょう。国家とマネーで、利益を得てきた人間が多いのですから。

しかし、本来の日本(日本文化)の本質は、こんなものでは、つぶれません。

 「大道無術」   自分の内側から生み出すものを、形にして、周囲を喜ばす。 それだけ。  

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この記事を書いた人

新井信介

1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。