経団連の会長企業=日立。原発をあきらめたら、スイスのABBを買収って、これ、カネのバラマキじゃないか。

2700億円の損失を覚悟し、イギリスの原発をあきらめた日立製作所ですが、すぐさま、別事業の拡大に乗り出した。

 それが、スイスにあるABBの買収。その資金は7000億円。プレスリリースが以下です。

 ABBは北朝鮮にいろいろ技術指導した会社ですが、これは、日本の産業界の大転換の狼煙でしょう。

21世紀に入って、CO2による地球温暖化が喧伝されると、日本の経済界は「原子力ルネッサンス」とばかり、東芝、三菱重工、日立が、原発を環境にいいエネルギーと言い出して、しかも、原子力を成長戦略の柱に位置付けました。
 それは、「311」で、フクシマが大爆発した後も、続けられ、しかも、「二人に一人が癌になる時代」とうそぶいて、陽子線などでの高度の癌治療も、成長産業としました。

 本当に、あきれ返るほどのアホぶりだったのですが、彼ら日本の「原発マフィア」は安倍を担いで内閣人事局を作って、情報統制をして、2015以降、その姿勢を強めてきました。これは、戦争屋がISを創り出したのと、同期でした。
 ロシアのプーチンが、ISを支援する勢力を炙り出しにするなか、戦争屋は計画通りヒラリーを次期大統領にしようを猛烈な画策をします。しかも、このとき、中国では、華為(フアーウエー)が世界市場での通信大手に成長した。
 
 しかし、これに対し、トランプの大統領 当選。 これ、今にして思うと、本当に、「大魔王 則 大菩薩」。

彼を生み出したのは、単に、アメリカ国内のQだけではない、と感じています。人類を管理している何者かでしょう。

トランプになって、アメリカの最高権力者がいきなりツイッターで発信する。戦後世界は、アメリカが覇権国で基軸通貨発行国。アメリカから英語でどんなニュースが出てくるか、その内容で各国は振り回されました。

 で、そのとき、本来の最高権力者の意志が、きちんと反映していたのか? ここで、軍産複合体が出てきます。

 国際政治の中で、国家間の裏で通じるものが画策し「ある事実」をつくりだし、それが英語でどんどん報道されると、それに合わせて、各国の権力者が対処しなければならない、となってくると、その「ある事実」を創り出すものによって、いいように、世界中の政治がコントロールされてしまう。

 ケネディーの暗殺劇は、そうした人間の存在を世界中に知らしめた事件。

国家の裏側にいて、そうした「事実」作りが得意で専門の機関だったのが、アメリカの国務省のCIA。

事実の「しかけ」と「やらせ」の報道は、人々の願いを捻じ曲げていく。ハリウッドでは1990年以後、どんどんCIAを舞台にした映画が作られていた。

 しかも、ここに、宇宙や、遺伝子の話が入ってくる。
私たちは、NASAの発表や、ネイチャーやロイヤル科学アカデミーの発表をフォローするのが精いっぱいで、その真偽を確かめる術が、なかなかない。
 その内側にいないと、審議判定ができないし、人類世界にほかに、どんな科学的知見があるのかも、確認できない。

こうした事態を、どうみるか?

人類はどの方向に向かっているか?  これは、宇宙は何のためにあり、人類は、なぜ、この地球に存在し、科学を発展させ続けてきたのか? という哲学の問題にもなってきます。

 「311」以後も、なぜ、日本では、原発マフィアが、野放しどころか、大手を振って、国家権力を握ってきたのか?
そのために、安倍晋三が用意された。 経団連に会長企業が、日立。

その上で、トランプが中間選挙で勝って司法長官を入れ替えた。ここから「処理」が始まった。それを、宇宙レーザーが背後で応援。まず、日産のゴーンが逮捕され、パリではイエロージャケット・デモが始まった。マクロンの人気が地に落ちて、さらに12月1日、華為CFOの孟晩舟が拘束されるに及んで、ようやく、パリのロスチャイルドが野望を断念したのでしょう。

 そして、日立がイギリスでの原発事業(建設・稼働)を「もう限界だ」とあきらめた、と発表したら、すぐに2日後に日立は、今度は、スイスのABBの買収を発表する。

 2700億円の損失をいいながら、さらに、7000億円。

なにしてんの? これ、通常の会社経営ではない。 国際政治、それも安全保障と、世界の金融エリートの個人マネーに直結する。

今、日本の大手企業は安倍さまの日本になって以来この6年、従業員の給与を下げて、内部留保を増やし、しかも、政府は、年金や日銀を総動員して、企業の株式を値上げさせています。国民の所得が減って、貧困にあえいでいても、企業だけは忙しくさせてきた。社長の給与をアップしてね。

これらの措置は、一体何のためだったのか?

 これを、二つの視点で見ると、理解できる。

まず、①アメリカから中国への覇権シフトをさせようとする勢力が、戦争屋と組んでいた。 これが、頓挫した。
  ②世界規模で、じゃぶじゃぶになっているマネーを日本企業に使わせ、欧米の企業を買収させる。欧米企業の株主たちに、マネーを、届ける。

  簡単に言うと、ソフトバンクの孫正義にやらせていたことを、日本のその他の企業にもやらせると。
 
トランプであれ、ヒラリー派(私の理解:もうヒラリーは死んでいるが、彼女を支持するグループはこの20年間の支配層そのもの)であれ、
 戦後、アメリカのポチになった日本を利用することには、変わりない。

戦後は、米ドルが世界の基軸通貨だったから、米ドルで資産を作るものにとっては、この日本国政府、なかでもその日本国の経済を支える、物言わぬ、羊の群れ、忖度大好き国民が生み出すマネーこそ、ターゲット。

 兵器を売り、 ODA資金を出させ、さらに、用済み企業を、どんどん買収させる。

日本には、厄介モノを引き受けさせる。

なんか、日立は原子力をあきらめたら、 世界のお荷物を、引き受けさせられたのかも。

これは、いろんな分野で押し付けられるのだろう。そのために、この5年間、日本企業は、たっぷりと資金をため込んだのかもね。

もうすぐ、冬至ですが、来年から、まちがいなくは始まる動きは、国策としての原子力の見直し。 
 原子力関連予算のなかでも、特別会計にまで、メスが入るでしょう。
 放射能汚染の深刻さを、メディアは、伝えるかどうか?

なにか、大変な政変の予感がします。 が、日本の政治は、どんな形になるのか?

壊し屋の「一郎君」が、「純ちゃん」や「徹くん」と組んで、政界再編という話も聞こえますが、
そんな次元で、日本は再生するのかどうか?

これまでの「国家」のマネーの流れを変えるような、動きが出ないと、この国は、変化できない。

ただ、一つの希望はある。

これまでの体制・枠組みで(政府資金の横取り、株のIPO,為替・投機)で、マネーをためるだけだった人間の中に、
今手にしているマネーを使って、未来に向けた「実態つくり」のためにマネーを使いだしてもいい、と考える人間も生まれ出しているようだ、ということ。

 マネーで、マネーを追うのではなく、 マネーで、いい現実の実態つくり。

これが始まるのを信じたいが、さて、マネーのない人間は、どうすればいいか?

どうも、一人では使い切れないほどマネーを持っている人間には、今、昨日紹介したサイハテの若者が、ほんとうに、羨ましいらしい。

 原子力は、大規模集中型のパワーで、 それは、いつでも、軍事転用できた。日本は、この部分を隠してきた。
それが、放棄されるのか?
 簡易に、電気をだれでも起こせるようになれば、 権力の在り方も変わる。

そこへの移行期になっていく。これは、私たちの意識変化(未来創造者としての自覚)と、政治的な大激変を伴うでしょう。

いち早く、いい自然の中で、自立自律できるようにしておけば心配ない。
いずれ、混乱は落ち着いて、未来を考える人間がもつマネーが、必ず、入ってくる。

なぜなら、マネーは「人を動かすエネルギー」であり、人が本来、何を望むか、そのときには、大混乱を経て、ハッキリしているから。 

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この記事を書いた人

新井信介

1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。