日本列島で生まれた日本国天皇は、人類にとってどんな存在だったの？これは、いつから意識されたのか？

  • 更新日
  • 投稿日 2022年8月28日
  • 著者 新井信介
  • カテゴリー 時事問題

天皇の呼称は、天武の時から。

壬申の乱に勝利した後には、日本列島発の「スメロギ」を、世界に宣揚しようとした。

その前には、禊も済ませていたしね。

当時、大陸には、唐の第3代の高宗（その皇后が、武照）。これに対し、

680年には、天武は、奈良の名柄で、流鏑馬の大デモンストレーション。

683年6月、北信濃の籠城先を下見した天武が、そこで捉えられ、群馬の板倉に、拉致幽閉。

683年12月は、唐では、高宗が崩御。　その報が列島に届くと、天武は幽閉を解かれ、飛鳥にもどるが、

体が、病んでいた。病床にあったが、自分のスメロギが届く世界を含意し、「無端子」のナゾナゾを出す。

政務は、大津皇子が太政官代理として働いていたが、このナゾナゾは、高市皇子が解いた。

686年9月9日は、天武の命日。7月20日から実際の崩御までを、不比等は、「朱鳥」と元号とした。

しかも、この期間中に、飛鳥の都に「草薙の剣」が戻ってきて、さっそくそれは、熱田神宮に戻された。

しかし、この天武の不在になった後も、飛鳥では、天皇に即位するものはなく、その体制は称制とされた。

天武とその妻の鵜野の実子、草壁皇子は、皇位に就くことなく、持統天皇3年（689年）4月13日に27歳で早世。

翌年、690年は、大陸では武照（周）、そして、列島では鵜野（持統）がそれぞれ即位した。

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この記事を書いた人

新井信介

1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学（中国語専攻）から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性（想像性・創造性）と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音（ヌナト）倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。

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