これからの1年でやるべきこと。

 こんにちは。

今のまま、選挙をすれば、負けると分かっている民主党は、解散しません。

また最高裁で、現在の1票の格差について違憲判決が出ていますので、 このままの選挙制度での選挙は無効です。定数削減による是正までに、まだ相当多くの時間がかかり、この9月での選挙には間に合わないでしょう。

選挙制度の改革は、国会議員、公務員、財団法人の人間にとり、延ばせば、延ばすほど給与がそのままなの状態が続きますので、表面は格好つけますがで、本音では、だらだら引き延ばしたいのでしょう。

しかし、それでも、後一年です。 そのときまでには、制度も変わり、今度は、衆参同時選挙になります。これに抵抗する人間がいたら、もう、完全にアウトです。

よって、これが日本の近未来を考える時の、一つの目安です。 私たちは、それにまでに、何をすべきか?

 "国民のイノチを出汁にして、国家が吸い上げたカネを、一部の人間だけが貰い続ける。" 

この仕組みを、今後も続けようとしているのかどうか、私たちは、すべての政治家、議員、首長、公務員、企業経営者、教員、学者評論家のみんなに、厳しい目を向けないといけません。

 そして、それぞれの人間が、国家の役割と、現実の豊かさについて、どんな未来像を持っているか。 特に、マネーと権限(責任)についても、深く、鮮明にしておかねばなりません。

 今の野田政権は、 レフリーを買収し、反則し放題で、勝った勝ったと言っているプロレスラー です。

 しかし、残念ながら、この犯罪政権を、今、海外のほうでも、日本からの政府援助や、企業進出を期待し、応援している格好です。 海外には、個人的には、野田政権について非人道的で狂気の沙汰だと非難する人間は多くいますが、国家ベースで見るとこうなります。 これには、アメリカやいわゆる「国際ユダヤ」だけでなく、発展途上国もこの列に加わっています。

 この意味では、野田ドジョウは、田中角栄のように現職中に「逮捕」されることはありません。これは、今の民主党の執行部全員が、この状態です。でも、これは、今という時代状況の中だから許されるものです。

 私たちは決して忘れません。 自民党時代から(いや、明治維新以来、あるいは、大宝律令以来から) 国民のイノチを食い物にしている政治家や、団体組織のトップが、ぬくぬくと存在してきたことを。

 一年後、合法的に、彼らをその特権的地位から追い出し、ゆっくりとじっくりと「落とし前」をつけさせねば成りません。

そのまえに、私たちは、国家権力と、国家のマネーに依存しない生き方を明確化し、それを実践する人との間で、多くの情報を共有する必要があります。 まずは、生存です。とくに子供達。 そして、日々の生活です。 

そして、なによりも、国家に頼らずに生きていくための、安全地帯(セイフティーゾーン)が不可欠です。  すでに、個人や家庭単位で、放射能から身を守り、さらに、経済的には国家破産に備えて、地方に暮らし始めている人がいますが、こうした個々の動きを繋ぎあわせるだけでなく、新規に参加する人たちのためにも、ノウハウを整理し、生存用の活動空間を準備しておかねばなりません。

 もちろん、それは、 自律と自立 の実践の場になります。

 まず、自分の足元から。 今、高給取りの社畜たちは、今後も自分は問題ないと、タカをくくるのでしょうか?

 自分の内なる喜びを形にして、眼前に広がる現実社会で、どれだけ出あった人を、喜ばせることが出来るか、これこそが、その人間の価値だ。 

 本欄の閲覧者のみなさん、あと、一年。 貴方は、どう生きますか? 

そして、その先にも、今と同じような、 インチキ泥レスリングの世界の継続を望みますか?

それは、自分の子供や孫達に対して、 誇らしい気持ちで、残せる世界ですか? 

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この記事を書いた人

新井信介

1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。