「イノチよりもカネ」の国となっていた日本。

今回、九州を周ってきたのですが、 放射能や首都直下地震が見舞われる日本にとって、

九州の内陸部は、今後、日本のラストリゾートになっていくでしょう。今の心配は、玄海3号機です。

さて、いやなニュースです。 この国、特に、事業者の考えです。 AIJの巨額損失事件では、巨額損失を出していても、その運用の途中でアッケラカンと自分の利益だけは確保し、あとは出資者の痛みを感じず、全く無責任であったのと同じく、 日本の電力事業者たちは、国民の安全を最優先することなど全く考えず、まず、自分の利益、会社のカネだけをみて、その数字上の利益を、全てに優先させていた事実が公表されました。

 読売新聞のニュースです。http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120327-OYT1T00443.htm

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◆原発事故対策に慎重姿勢、電事連が震災前に文書

電力会社10社でつくる電気事業連合会(東京都)が昨年1~2月、原発事故の防災対策強化の検討を進めていた内閣府原子力安全委員会 に対し、「地価の下落や観光客の減少を招く」などとする文書を提出していたことが分かった。

経済産業省原子力安全・保安院が2006年に、安全委の防災指針強化に 反対したのが明らかになったばかりで、電力会社側も防災対策に慎重だった 姿勢が浮き彫りになった。

国際原子力機関は02年以降、原発事故時の住民の防災対策で新たな考え方を提示。これを受けて安全委は10年12月、防災指針に反映する 考えを明らかにした。

電事連は11年1、2月の2回にわたり、「地域経済に影響が出ないとは言い切れない」「住民から国の防災規制に不信感が生じる可能性がある」と 慎重姿勢を示す文書を提出した。

電事連は「新たな防災対策の策定に協力する中で、影響を共有する必要が あると考えた」と話している。 

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 もう、こうしたニュースばかりをみると、 この日本にいたくなくなります。 どうも、私とは別種の人間があまりに多いのではないかと、力が抜けてきます。

全てのイノチと響きあう「縄文の霊性」を、文明化の中でもきちんと取り込んだのが、日本人だったはずですが。

「カネを追うのでなく、 いい現実を創る。」   私は、これをします。 もちろん、同じ意識の仲間と共に。

それにしても、明治維新以後(特に平成時代)の、この国の支配層や指導者層は、人間としてお粗末過ぎるのではないか。 

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この記事を書いた人

新井信介

1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。