環境省を辞めたばかりの元技官が、しっかり書いています。

以下をご覧ください。
多くのことが学べます。

 一部を転載します。
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では、福島原発の場合、どの程度のセシウム137が放出されたのでしょうか。
3月24日づけの次のサイトの記事によれば、包括的核実験禁止条約(CTBT)の下で整備されている放射能モニタリングの測定結果から、オーストリアの研究者は、次のような推計をしています。

「福島第一から放出されたセシウム137の一日当たりの量は、チェルノブイリで放出された量の約60%である。」
The daily amount of caesium-137 released from Fukushima Daiichi is around 60 per cent of the amount released from Chernobyl.
一日当たりということですから、何日も同じような放出が続けば、総量は相当な量になるでしょう。
幸か不幸か福島は広大な太平洋に面していて、太平洋に汚染物質が流れる場合が多いようですが、それでも、風向きが逆になれば、これからも雨が降るたびに日本の大地が汚染されるのではないでしょうか。
ちなみに、ここの記事には次のような記述もあります。
Also, the Fukushima plant has around 1760 tonnes of fresh and used nuclear fuel on site, and an unknown amount has been damaged. The Chernobyl reactor had only 180 tonnes.
「また、福島のプラントは使用中/使用済み含めて約1,760トンの核燃料を有しており、損傷を受けている未知の量がある。一方、チェルノブイリはほんの180トンだけだった。」
もともと保有している核燃料が多いので、温度が高くなると揮発しやすいヨウ素やセシウムなどの成分は、これからも大気中に放出され、総量としてはチェルノブイリを超える可能性も高いと考えるのが正しいと思いますが、いかがでしょうか。
どれぐらいの総量が放出され、どれぐらいの割合で日本の大地に沈着するか、これからも注視していきたいです。

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取り急ぎ、今日はここまで。
PS: 南関での勉強会で、
 現在、チェルノブイリでも使われている放射線被曝者用の
 健康回復ミネラル水を、紹介してもらいました。
 また、日本国内にも、放射能を消す特殊鉱物もあるようです。
 この震災を機会に、これまで、臆されてきた(押さえ込まれてきた)、
 これまでの次元を超えた科学による、多くの未知の技術が、
 世に出てくるでしょう。
 私はそれを確信しますし、それを応援します。

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この記事を書いた人

新井信介

1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。