日本が、ポツダム宣言を受け入れた日。
昭和天皇が、日本の軍部に対し、これ以上、戦うな、と宣言した日。
1945年のこの日、玉音放送の録音テープが、放送されるまで、
陸軍内部には、大きな抵抗もありました。
戦略目標をなくし、国民に戦争を遂行させるためだけに、
すべての行政組織を組み上げ、それを維持するためだけの
戦争でした。
1971年のこの日には、戦後世界の基軸通貨だった米ドルが、
金本位制から離れるニクソン・ショックが、起きました。
変動相場制。
この年7月には、キッシンジャーが訪中し、10月には、北京政府が中華民族
代表として国連に加盟しました。
さらにこの年は中東戦争が始まり、原油は米ドルでしか買えないとして、
実質上「戦争本位制」になってしまいました。
この体制は、実は、ブッシュ政権まで続いていた、と考えるのがいいでしょう。
そして、 911以後、 この米ドルを基軸通貨にする、世界経済体制は、
中国・ロシア・インド・アフリカにも、広がりましたが、 その米ドルの信用の
元といえば、 世界最強の軍事力と、日本の産業力でした。
地球規模の環境問題。
そして、 人間、一人ひとりの尊厳を認め合う時代にあって、
もう、相手の立場や心を考えない、力づくのやり方は、 許されません。
法治。
その法を、 どう作り、どう運営するのか?
これは、 少数の特定個人が決めるものではありません。
公開で、全員で決めるべきものです。
そのための情報共有が不可欠です。
人任せにしない。
自分で、考える。調べる。学びあう。
その上で、次に、どんな未来を創るか、
それは、私たちの今の、毎日の、心がけと、暮らし方が決めます。
選挙は、私たちが、法律をつくる、その入り口です。
しっかり、 これまでの構造をしり、未来を考えましょう。
8月15日。終戦。ニクソンショック。
いいね ♡ 0
この記事を書いた人
新井信介
1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。