アメリカの戦争屋が押さえ込まれた所為か、尖閣について、日中双方で事態を纏めようと動き出しています。
これは東アジア経済共同体への動きです。しかも、これとTPPが連動します。TPPの司令塔は、本来、シンガポールとブルネイでした。それを戦争屋と組んだグローバリスト(代表、モンサント)が乗っ取っていたのです。
中国がTPPに入るとなると、ISD条項は、大陸に進出した日本企業が、自らを守る手段になります。
中国は、どんなに法律を作っても、その運用は、法治でなく、人治でした。
一方、日本は法治国家ですが、この法治、特に司法が、きちんと民主的手続きでおこなわれているかといったら、とんでもない。
アメリカを笠に、あるいは、アメリカを使って、より巧妙に、制度運営者が、自分たちの利権を守るのに使っています。
再度、中国に関していえば、1984年からの改革開放のあと、大インフレになり、政治的自由をもとめる民主化デモが1989年に起きた。この年は、昭和天皇が崩御した年だった。
中国は完全に四面楚歌になったが、これを打破したのが、平成天皇の訪中で、北京・西安・上海を回られた。
以後は、客家のルートで、国家経済を立て直す策を求めた。これに応えたのが、シンガポールで開発独裁を進めてきたリークワンユー(李光耀)。
そこでは、民に政治を語らせない。民は豊かになれるなら、道理も気にしない。
そして、日本の明治維新と戦後改革を同時に進めた。 全て国有地だった土地に、私的な使用権を決め、しかも、金融の担保となる資産価値を持たせた。
そこに、2001年に、「911」が起きて、中国は、戦後世界の資本主義で、欠かせないプレーヤーになった。
中国では、秦の始皇帝が通貨を統一し、前漢の時代に、全ての税金をマネー(銅銭や銀)にしたことから、マネーが一人歩きしだした。「マネー」を大量に持つことが、時代や政権・王朝を越えて、自分の一族の生存を保障する、と考える確信が、2千年にわたって刷り込まれている。それを否定したのが、毛沢東時代だったが、鄧小平以後は、カネ儲けは何でもOKとなってしまったので、2千年の悪幣が、噴出している。
近代化、IT化は、工業製品を大量に使い、その生産と破棄で出るゴミや排出物が、著しく環境と文化、道徳心を壊している。
ただ、世界の重要プレーヤーになったから、ますます、国家大義と、個人のメンツが常に前面に出る。
中国人、そして、中国人社会を、とことん知り抜いていたのは、魯迅と毛沢東です。
年間30万件の抗議デモや騒動。ワイロ社会での、お目こぼしによる環境汚染。
常に、ゆったりと、宇宙と一体であるとする感覚は、「タオ」の教えで言葉ではわかっていても、カネが絡むと、いつも、全く別人になるのが、中国人。これは日本人も同じですが。
「豊饒」の中で、自分を取り囲む全ての生命を、自分自身のイノチと一体のものとして感じていた、日本列島の「森の民」、縄文人の生き方が、もっとも必要なのは、本来、この人たちです。
先に、雛形がないと、それも出来ません。
今の日本は、国民のイノチを壊してでも、利権を生む既存の制度を維持したい人間が権力を握っています。
文明のスタンダードを、地球全体に広げるまでは、旧パラダイム(ピラミッド構造。プロビデンスアイ)でしょうが、
同時に、その次を準備しましょう。
6月22日の京都の皆神塾(護王神社)では、縄文の終りから始まって、日本列島に、いかにして、プロビデンス・アイができ、それを誰が利用しているか、研究しましょう。
世界最強のパリサイ派が、国家権力と一体化した国。それが日本。
では、スメラミコト とは何なのか?