満州の歴史を知るには、石原莞爾と浅田次郎。あとは、25日(日)東京皆神塾へどうぞ。

こんにちは。

今年は、天皇が、年頭の所感で、 

 満州事変に始まるこの戦争の歴史を十分に学び、今後の日本のあり方を考えていくことが、今、極めて大切なことだ、

と指摘されましたので、 もう一度、きちんと学びましょう。

満州事変といえば、1931年9月18日に石原莞爾が起こした軍事行動です。 

この人物は、事変の首謀者で、板垣征四郎とともに実行者でありながらA級戦犯に成りませんでした。

しかし、昭和天皇は、富田メモにあったように、この人物のことを嫌っていました。

張学良の満州が、一体どんな状態だったのか? 石原が目指した「五族協和」の満州とは何だったのか?

石原の思想と、行動を研究する、石原莞爾平和思想研究会というのがあります。私も、学生時代に、すこし、顔を出したことがありました。http://members.jcom.home.ne.jp/taku-nakajo/ishiwara2.htm

 石原には、平和三原則というのがあります。これは、今に、活きる思想です。

 
1.      
人類歴史は最終戦争時代に突入し、世界の統一は眼前に迫った。 われらは最小の犠牲をもって、新しい歴史を開こう。


2.  
都市解体、農工一体、簡素生活、この三原則によって新日本を建設し、

搾取と戦争のない、人類次代文化の先駆となろう。


3.
 東亜に対する過去の態度を深く懺悔し、まず近隣と道義によって固く結び、

ひいて永久平和の実現に邁進しよう。

 

そして、満州を舞台にして、名作を書き続けているのが、作家の浅田次郎。

 『蒼穹の昴』につづいて、『中原の虹』は、ほんとうに、面白く、よくできています。

 そして、『マンチュリア・レポート』があります。

  http://bookmeter.com/b/4062165007

 若き昭和天皇が、張作霖爆殺事件の真相を、調べさせるという設定です。

本当は、昭和天皇自身がもくろんでいた計画が壊されたのが、実態であり、浅田氏には、残念ながら、この視点がありませんでした。

しかし、前後の事実をよく纏めていますので、これもお奨めです。楽しめます。 

 

いいね 0

講演会に参加しませんか?

講演会(皆神塾)を毎月開催しております。時事問題から、歴史、経済、宗教等々様々な分野についてお話します。
Youtubeやブログで新井を知ったという初めての方でも大歓迎です。最新の講演会については下記バナーよりお申し込みください。


ぬなとショップおすすめ商品

『瓊音倶楽部』『皆神塾』のご案内

何のために、私たちはこの世に存在するのか?
この問いは、6000年前に文明が始まった時から続いています。
瓊音倶楽部では、この問いに対して、人体(機能)と心(魂)からなる「人間」を見つめます。
人類は、文明を生み出しましたが、それによって生きている人間の喜びが、つぶされては意味がありません。
どんなに喜び、生きるのか?私たちは、皆さんと一緒になって考えていきます。(注)「瓊音」とは、全てのイノチのヒビキのことです。

『皆神塾』:文明アナリスト・新井信介を中心に、隔月で開催する勉強会です。時事問題から、歴史、経済、宗教等々様々な分野の問題を解き明かしていきます。

(注)『皆神塾』は隔月で開催しており、講演内容はDVDに収録して販売しております。
詳細については「瓊音ショップ」をご覧ください。

『瓊音倶楽部』:会員制(有料)で、毎月1回情報誌をお届けしています。
「皆神塾」や「ブログ」などでは、お伝えできないようなオフレコ情を含めて、「明確で強いメッセージ」を会員限定でお届けしています。

また、月次でレポートをお届けするだけではなく、様々な特典がございます。詳細については、以下の「瓊音倶楽部のご案内」(PDFファイル)をご覧ください。
》瓊音倶楽部のご案内(PDFファイル)

「皆神塾」「瓊音倶楽部」についてご興味のある方、ご不明な点がございましたら、下記問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。
》お問い合わせ

この記事を書いた人

新井信介

1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。