「フクシマ事故と東京オリンピック」(小出裕章)
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以下、転送します。
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皆様
この程「径書房」より小出裕章著「フクシマ事故と東京オリンピック」を送付頂きました。
小出先生の趣旨説明と同書の装丁を別添いたします。
同書は極めて簡潔に、かつ要領よくまとめられており、英、独、仏、西、露、中及びアラビア語の7カ国語の翻訳付きです。
表紙には、
真実から目を逸らすことは犯罪である
忘れていませんか? この国は、現在も、100年経っても「原子力緊急事態宣言」下にあることを──
<世界に告ぐ>東京五輪は即刻中止!
と書かれております。
国際的にも著名で信頼されている小出先生の本書は、国際社会に大きな影響を及ぼすものと思われます。
既に、フランス、スイス、ドイツの有志、反原発活動家、研究者など35名と17団体の署名を集めて出されたBACH IOC委員長宛公開書簡は、オリンピックゲームに関係する場所について、独立系の科学者たちによる放射線量の調査を実施させ、その結果から然るべき結論を導き出すよう要請しております(11月16日発出BCC発信)。
また、東京五輪を放射能汚染地域から切り離す国際キャンペーン(”Keep the Olympic Games out of radioactive regions”)も開始しており、聖火リレーのスタート地点の変更、野球、ソフトボールの県内実施の中止などを求めており、来年2月にはIOC本部に、3月には日本政府に対する申し入れも予見されております(11月30日発出BCC発信)。
五輪の機会に来訪する数百万人の来訪者の放射能に起因する健康被害の可能性を無視し続ける五輪関係者は無責任、不道徳のそしりを免れ得ません。
五輪の名誉及び日本の名誉に関わる問題です。
村田光平
(元駐スイス大使)