新井信介先生:古代史研究会(第1回):解説動画

《古代史研究会(第1回)》(2019年2月24日開催)

<概要>

本資料は、古代史研究会で用いられたレジュメと関連資料であり、「ユーラシアの中で、日本と天皇の誕生」という主題に基づき、日本の王権成立を国際的な文脈で捉え直す試みを示しています。著者は、東アジアの巨大王権の根源はユダ族が持ち込んだ「特別な祖先」意識にあり、日本列島は中華皇帝権に対抗するため、シュメル・ヘブライの文明を独自に選択・吸収し、縄文以来の精神性と融合させたと論じています。その上で、日本の権威が外部に由来するという事実を隠蔽し、列島独自の発展を強調するために、古事記や日本書紀の神代編が意図的に創作された物語であると主張しています。資料には、原初王権の誕生から継体、欽明、天武に至るまで、ペルシャの血や大陸の仏教、玉璽といったユーラシアの要素が日本の歴史に決定的な役割を果たしたとする詳細な仮説が含まれています。また、古代出雲や神武東征、そして藤原不比等による皇祖神アマテラスの創出の背後にある国際的な経緯が、年表と地図を用いて視覚的に解説されています。

<レジメ>:

<総論>:
・東アジアの政治的ダイナミズムは、3000年前から始まる中華皇帝権の確立とその変容だった。
日本列島「瑞穂の国」もその中にあった。

・中華に対抗し、その混乱に際し、より原点のシュメル・ヘブライを取り込んだのが日本。
 この事実を隠し、列島で独自発展した王権だと強弁すべく創作された記紀「神代」編。
皇国史観は「高天原」と事実史を繋ぐ「カムヤマトイワレビコ(神武)」を実在とした。

・列島は氷河期終了以来、特殊環境だった。 サピエンス原種が音・ヒビキで情報交流し、イノチのヒビキで
繋がる精神性と実態の真実から離れない感性(文化性)が、主体的に、
シュメル・ヘブライの文明(利器)を、選択・吸収・同化し、独自発展させた。

<要旨>:

① 対外的に、日本列島での「国家」の出発は、中華ユダ(始皇帝)の影響下で始まった。           玉璽と高句麗と辰韓
② 原初王権「ニギハヤヒ(古代出雲)」は、「太一」顕現者となった前漢武帝の軍事侵攻に対する        反発で誕生。  ミトラが入る。
③ 列島で初の本格的統治体「ハツクニシラス」は、3世紀中頃、後漢の献帝の実子、                 公孫淵による亡命政権だった。「天孫降臨」「天の岩戸開き」「国産み」「国譲り」
④ そこで中華の統治論と墨子精神を元に、日本列島の縄文からの精神性を理解し、独自性が加えられた。  「仁品」。
⑤ 大陸の混乱で、列島発の権威の確立に、「血、玉璽、精神」で、劉邦以上の血(秦の始皇帝)が 求められた。 ホムダワケ。 弓月国とは?
⑥ 広開土王 鍛造鉄(穴穂)が入って、混乱。 エフタルのユダヤ教「泊瀬」。 槻。
⑦ 列島の王権引き継ぎと、国家の枠の維持「継体」に、ペルシャの血(母方がユダヤ人)が求められた。
ジャーマースプと、大陸の仏教。
⑧ 中華の大混乱に、イリで、最強の製鉄騎馬部族が覚醒。 「天」=太一とシリウス。
東アジアの王権を根底から見直し。 ダビデ以来のヘブライの流れ。
「三位一体」知恵を持つタルドウ「天を兄、日を弟」。 列島に行き、覚醒。 「鬼と仏」
⑨ イスラム台頭で、バビロンでの「ヘブライ(ご神体)」の保護が怪しくなり、ヘブライ本体が列島に移動。    「太一」の顕現者が、東アジアに、二つになる。
⑩ 「朱鳥」と、列島限定の「コヤネ」。 列島の流れを知った上で皇祖神を創り出す。 
大宝律令 日本国  古事記「神代編」  日本書紀に列島の特徴「瓊」
⑪ 大陸の「太一」を越える。「文化力で勝て」  東大寺

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