今日は9・18満州事変の日。日本軍が満州に軍を進めたとき、なぜ張学良は戦わず逃げた?父張作霖は日露戦争で田中義一に捕らえられたものの、辛亥革命後は中華民国大元帥が望みだった。

1925年の孫文の死から、蒋介石の中華民国大総統の就任 宋美齢との結婚、さらに、溥儀の連れ出し、

満州国の建国、そして崩壊。さらにミズーリ条約、国共内戦、毛沢東による人民中国の成立。

この間、中国大陸では, 政治的にはどのような勢力があり、また、どんな秘密結社がうごめいていたのか?

また、その中国の近代化の動き(清朝の崩壊から中華民国の成立~人民革命)の中で

日本や英米、されに華僑勢力がどのように関わったのでしょう。

これを大きく俯瞰し、整理しながら、現代にも続く流れや系譜を知るには、

基本は、中国大陸を支配していた清朝の豊かさに嫉妬していた西欧の人間が、アヘンを売って統治を切り崩すために、

どう画策し、それに大陸内、さらに半島や日本列島の人間が、どのようなスタンスで関わったのか、見る必要があります。

軍事侵攻で略奪したり、アヘンや軍備を売って利益を得たい西欧人を、「中華」に対する「夷狄」とみなし、

その侵攻に対し、攘ち払えとしたのが「攘夷」の言葉で、この言葉は、水戸斉昭が幕末1858年に掲げたことは知られますが

実はその前、アヘン戦争後の清国(中国)の上海で使われていました。その場所が上海県城(現在の豫園)でした。

しかし、そのあと、1860年に咸臨丸に乗船し、アメリカを見聞した勝海舟の横には福沢諭吉いてが、福沢は

次にイギリスに向かうとき、上海に立ち寄った時、そこで何を見たのでしょう。さらに、その二年後の高杉晋作も。

現在の上皇(平成天皇)は、2015年元旦、「満州事変からの歴史を見直すことは極めて重要」と特別談話を出し、

さらに、この年の歌会始では、「夕闇の迫る 田に入り 実りたる 稲の根本に 鎌をあてがう」と詠まれました。

この当時は、イスラム国が猛威をふるっていたときでした。そのイスラム国にいったい誰が武器援助していたのかと、

国際会議の場で言及したのは、ロシアのプーチンでした。当時は、ロシアも呼ばれ、G8でした。

さらにこの年、バチカンのフランシスコがNYで「十字架には神はいない。」

「神とは、大地を耕し種をまき、水を与えると、実りは起きる、その実りを起こす力そのもの」と言及した。

その翌年2016年、当時の天皇の譲位表明となり、現在に至っています。

その前、天皇が安倍首相を厳しくにらみつける一幕があったのが、2013年4月28日主権回復の日の式典でした。

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この記事を書いた人

新井信介

1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。