人間の意識を支配した、観念の罠がどんどん解けています。
国家・宗教(神の概念)・通貨。
これらは、すべて、絶対項ではなくて、
誰かが、人為的に創り出したもの。
いうなれば、人間の想念の産物です。
しかし、それによって、人間たちが動き出すと、
そこに、独自の社会を形成します。
個々の社会が、ぶつかり合うと、
戦争になったり、新たなルールを作ったりします。
で、ここで、考えたいこと。
富 とは、何でしょう。
あるいは、 豊かさとは?
まず、無意識のまま、他者に支配されていたら、
そこには、 本当の豊かさはありません。
一つの観念の世界の虜になっている人間に、
それとは違う新しい世界を、どんなに熱心に、口で説明しても、
その話を理解をしてくれることはあっても、
一緒に、その世界に来てくれることは、 とても、少ない。
「儲かりますよ」、「救われますよ」、 では、
これまでの、 「勧誘」と同じ。
それよりも、 自分自身が、
こうした観念の産物に、とらわれないで、
誰からも、愛される世界を、つくり、
そこで、自然に、無理なく、暮らしてしまうこと。
今、 グローバル化の中で、日本から、何を発信していくか?
それは、日本人一人ひとりの、毎日の生き方そのものが、
実は、情報発信の、内容そのものです。
ウソのない世界を求めるなら、
まず、自分が、ウソをつかないこと。
誤りがあれば、素直に認め、それを改め、
自分よりも優れているものには、感謝し、それを学べばいい。
生きている、今の現場から意識が離れたら、
またまた、魔(間)が注すことになる。
今、地球に大量に降りている光の粒子が、私たちを覆っています。
この 「光の霧」 を、感じ続ける生き方。
何か 偉大なものや誇らしげなものを、必死に追うのも
人間の生き方の一つですが、
自分の肉体や精神、 周囲との関係が壊れてしまっては、
すべてが台無しです。
そうではなく、生きている今の、幸福を確認・実感し、
その幸福を、 少しずつ形にして、膨らませていきましょう。
光の霧が降りている。
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この記事を書いた人
新井信介
1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。