「生前退位」って何?水面下で、悠仁待望論がそんなに強いのか?!

産経新聞が、週刊新潮の記事について宮内庁が抗議していると、伝えています(以下)。http://sankei.jp.msn.com/life/news/130613/imp13061319220002-n1.htm

明治期にできた現在の日本国天皇に関わるルール(皇室典範)では、男系男子の継承で、生前の退位を認めていません。すでにご高齢の今上陛下に代わって、皇太子の即位を促すことかと思ったら、ここでは、悠仁くんの一日も早い即位を期待している内容です。

天皇の存在と、その権威が、今の日本国家(統治機構)のすべての枠組みの基本となっています。日本社会を変えるには、ここを、私たちが、主体的に作り変えないといけません。

それに対し、最も抵抗するのは、当然、官僚たちです。これまでの制度(既得権)を維持するために、彼らを「君子押し込め」状態にしているのが、今の官僚であり、なにより、自由な発言の機会を与えないのが安倍政権です。

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週間新潮「生前退位」報道 内閣官房と宮内庁が抗議

2013.6.13 19:21 皇室ウイークリー

 内閣官房と宮内庁は13日、同庁の風岡典之長官が、天皇の生前退位や皇位継承の辞退を可能にする皇室典範改正を安倍晋三首相に要請したとする週刊新潮6月20日号の記事について「このような事実は一切なく、この記事はまったく事実無根」と、同誌編集部に対し文書で抗議し、訂正を申し入れた。風岡長官本人も同日の定例記者会見で、「事実無根」と否定した。

 記事では、風岡長官が今年2月1日、安倍首相に皇室典範の改正を提案したとしている。将来、皇太子さまが天皇に即位した後、早い段階で退位され、悠仁さまが皇位を継承されるという考えを宮内庁側が示し、そのために秋篠宮さまに皇位辞退の権利を認めるとしている。

 また、「すべて天皇、皇后両陛下の思(おぼ)し召(め)し。すでに天皇・皇太子・秋篠宮の三者による頂上会談でも話し合われ、納得されている」と宮内庁幹部が解説したとしている。

 内閣官房と宮内庁の文書では、こうした内容を全面否定している。同庁によると、事前に同誌から文書による取材があり、こうした事実がないと回答したが、記事は、その回答について触れなかった。同誌編集部は「記事は機密性の高い水面下の動きに言及したもの。内容には自信を持っている」とコメントした。

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>「天皇・皇太子・秋篠宮の三者による頂上会談でも話し合われ、納得されている」

 東日本大震災が起きるまえの1月30日、悠仁くんが成人するまでは、皇太子がこれまでどおり継承すると合意があったと聞いています。そこでは「天皇の金塊」にまつわるマネーについて、皇太子と秋篠宮では管轄範囲が明確化しました。悠仁くんの誕生自体が、皇太子と秋篠宮をそれぞれ支持するグループの対立を解消する存在になっていたのです。

 しかし、この2年前の合意以後も、両グループの対立が続きました。公務を務められない皇太子妃とそれを庇う皇太子に対し、まず、デビ夫人が廃嫡運動を起こしています。それに対し、皇太子の外戚に当たる小和田恒氏は、国際司法裁判所で9年間の任期を終えたはずだったののですが、そのまま留任しました。

 今年、4月28日の主権回復式典では、安倍政権は天皇陛下の口を封じ込めたわけですが、アベノミクスが崩壊した今、これまでの日本国の統治機構を、本格的に変えるには、ここが、キングピン、いや、エンペラーピンを抜く必要があります。

 参考までに。

2004年の皇室典範改正騒ぎでは、当時の小泉政権は、皇太子徳仁の娘の愛子ちゃんに、皇位の継承権を与えるために、「男系男子」継承の部分を改定しようとするものでした。このとき、日本の神社界が大反対し、神武天皇の「Y染色体」を守れ、と愚かなことを言い出しました。

そのときの中心となった政治家は、現在の維新の会にいる平沼赳夫でした。そもそも、神武天皇が実在なのか?私たちは、ここから議論しなければならないのですが、今の天皇のありかたを決めrたのは、明治の伊藤博文でした。

そして重要なのは、この「Y染色体」の議論が出てから、日本皇室の血について世界中が興味を持ってしまいました。現代では、髪の毛や耳垢でも、遺伝子を調べることが出来るのです。どこぞの国の調査機関は、もう、真実を知っていることでしょう。本来なら、私たちが知るべきことです。

それよりも、この国の官僚たち、そして、既得権益者たちが、いつまでも、この明治にできた「天皇」にこだわっています。それは伊藤たちが作り出した統治のための虚構なのですが、ここに、莫大な円マネーが関わるためです。

この国の「ディスクロジャー」は、ここからです。

22日、京都では、本件については、分かる限りお話します。

 

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この記事を書いた人

新井信介

1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。