「李下 不整冠」、「桃李不言、下自成蹊」。今年の元旦に書いたこと。

今年の元旦に以下を書きました。

今年は、龍年です。

日本の龍体が完成したのは、 聖武が即位した724年 でした。

 来年の式年遷宮を前に、世界と日本は、まだまだ、大きく、動きます。

 地球人類の歴史では、人口が3分の1にまで減る時期を、西洋でも東洋でも、何回も経験してきています。

 それでも、人類は、自らの認識を高めながら、苦難を乗り越え、発展してきました。

 「龍」のもとは、宇宙の生命周波数。   嘆かず、全てを飲み込むしか、ないですね。

 

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今年は、新年、早々から、パズルです。

第一問:

  辰・・・これは「朝」を意味しますが、 同時に「龍」でもあります。  

 問題。 かつて紀元前3世紀の終わり、秦帝国が崩壊した後、朝鮮半島の東端にできた国は、なんでしょう? 

  前漢時代に、半島にできた国です。ここは、のちの新羅の出発になったところです。

  当時、日本列島には徐福たちが入り込んでいますが、まだ、倭国は存在しません。日本列島に中華皇帝から「倭国」と認識される統治体ができるのは後漢時代です。これはおもに九州で、そこには漢字の分かる人間がたくさんいました。

 しかし、このとき(BC1~AD2世紀)、はっきりと漢字を拒否していた地域があります。関西以東です。ここはこの時代、「倭国」ではなく、のちに「東倭」とも書かれましたが、中国皇帝の権威を認めていませんでした。

第二問:

 頌春(しょうしゅん)。  この頌春の「頌」の字は、ほめる、たたえる、の意味ですが、

 この文字を使った「漢字二字」で表された人たちがいます。21世紀に入って世界経済の裏側で隠然と圧倒な影響力をもち、いま、世界のグローバル化の真の主役になっています。本拠はシンガポールとブルネイ、さらに台湾。今回のTPPの最初の司令塔で、アメリカが乗っ取る前に、この仕組みを企画した人たちです。

 彼らは、「松竹梅」の中で、国境にこだわらない職能民・金融業者・調理人を自負する、「梅」です。 自分達を「梅を頌(たた)える」と書きました。 

 彼らが今、龍の形をした日本列島で、誕生させたいのが、「桃」です。 桃の花 と 桃の実。

 人類社会のエネルギーを見つめ管理してきたのは、老子の末裔達。すなわち、李さんが、それを応援です。

 「李下 不整冠」    

 そして、きちんと桃を心に抱いて、実際に行動していれば、

 「桃李不言、下自成蹊」。

 これから何が起ころうと、心の中は、いつも宇宙の大元と繋がっていましょう。

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この記事を書いた人

新井信介

1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。