こんにちは。
その1) 秋を楽しむ。
15日~16日のえびす屋さんの北信濃・糸魚川ツアーは、好天に恵まれ、無事終了。
中野では、早朝から直売所を3箇所周って、須賀川蕎麦を食べ、馬曲温泉の露天風呂。
そして、上原果樹園で、葡萄の芸術品オリンピアを堪能。
糸魚川では、 高浪の池で緑陰講座のあと、ヒスイ峡、そして、親不知海岸。
この間、私が中国から持ち帰った、ろう中の「黒酢」と、ツボ刺激の木製器具を皆に体験してもらいました。
文字や法律、国家権力に囚われず、人間同士、平等な生命として、個々の個体生命との間に快適な関係を作る。
真の快適な関係とは、個々のイノチの波動が溶け合って生命共有感が広がっている時で、この時にのみ、一緒に行動すること。 これは、本当に「曇りのない精神」で、いつも、命のヒビキをだけ感じているときにのみに可能なことです。
高浪の池は、縄文の女神ヌナカワヒメの聖地でした。その現場で、このことを皆で再確認しました。頭で分かる(意味を論理でわかる)だけでなく、身体で、そして、魂で、体感する。 縄文時代から、古代出雲の時代(BC2世紀からAD3世紀前半)に、この日本列島にいる人間が、何を一番大切にしていたか、をあらためて知覚し・認識しました。
それが、今の時代に至り、人類の無知・貪欲・横暴によって自然環境は加速度をもって破壊されてしまったものの、これまで築き上げた文明力によって、私たち人類は、直感に替わって通信機器を発達させ、6000年~2000年前の時代と同じように、真実の情報が共有できる環境が整いだし、それに基づいて、新しい現実が生まれていく可能性が始まっている。このことを話しました。
その2) 国家、宗教、通貨。
さて、そうした縄文ヌナカワ精神を確認すると、今の日中間の問題をふくめ、世界中の問題は、誰かが作り出した、頭の作用(刷り込み)によって引き起こされたもので、本来、必要のない問題であることがよく分かります。
中国政府は、日本の野田首相が9月11日に、尖閣諸島の国有化を宣言して以来、「どのような問題が起ころうとも、その責任は日本側にある」といって、ブレーンたちと熟慮の末、戦争ではなく、中国国内にある、日本に関係する企業活動を、すべて休業や撤退に追い込むことになるデモを、政治的に、全国的に起こさせました。
今回のデモでは、「日本人には、直接の危害を与えるな」との一線だけは、指示されているようです。
中華民国時代の労働運動から、抗日運動への展開で、今の共産党政府は、国民政府から政権を奪いました。
今回のデモは、一歩間違えば、デモの矛先が共産党政府自身にも向ってきますので、これは、政治的には大きな賭けです。しかし、1971年以来、尖閣の領有を、国内向けには、共産党政権の政治目標にしていただけに、何もしないでいると、共産党政権の存在意義を、自ら否定することになりますので、これもできません。
しかも、尖閣という小島の領有ために、表立って戦争を自分から仕掛けるというのでは、領海や領土で係争案件をかかえる東南アジア諸国を、完全に敵に回してしまいます。 その場合、「尖閣は日米安保の枠内」とアメリカが明言している以上、アメリカの軍事力を、中国に対し前面に引き出すことになってしまいます。
よって、「中国国民は、全員が怒っているのだぞ」との示威行動を、政策的に起こさせたものなっています。
これによって、日本企業が撤退し、経済的な停滞、雇用減などが様々な起きることも、全部、計算済みでしょう。
そして、若者の雇用が進まない今の現実に対しては、もう一度、毛沢東を持ち出して、カネを追うのでなく、国家のために働け、という方向で、そのエネルギーを活用することを考えていると思われます。これが、今の政権の思惑通りになるかどうなるかは、まだ、分かりませんが、ただ、今の中国政府(共産党)は、ここまでしなければならないほど追い込まれ、実際にそうせざるを得ない状況になっています。
一方、日本のほうはどうか。 石原慎太郎、そして、松下政経塾のボンボン政治家。 彼らは、人間が、幸福に豊かに無事に生きる、という統治の本質を考慮することなく、目先の浅薄な名誉欲と仲間内の利益が先に走っています。なんといっても、明治以来の近代国家成立時の真実(各国中央銀行と、天皇の金塊、そして、李氏の関わり、さらに、スカル&ボーンズの狡猾さ)が全く分かっていない。 冷静沈着な深謀を欠いた表面だけの政治行動だけなので、本当に、これまでの日本の発展、それも日本社会と経済発展の土台をすべて壊しまくり、その崩壊に、止めを刺しに行く方向にむかっています。
2012年の日本社会の現実をみるとき、日本民族の課題としては、本来、尖閣という小島にかまけている余裕はありませんでした。 すべてのパラダイムに変更を迫っているのが、「フクシマ」の実態であり、これに対する真摯な対応が最重要です。こっちは、日本人全体の未来が、生存次元で脅かされ、すべての生命種の行方に関わる大問題なのです。
そうした問題があるのに、あえて、この4月に、日中間の爆弾を、石原慎太郎が着火させ、それに続いて、東京都よりも国だと、前原~野田がつまらないプライドを持ち出し、その結果が何をもたらすかを想像もせず(できず)、爆発させたのです。しかも、それにあわせるかのように、中国漁民は大船団を組んで、尖閣周辺へと出漁し、それによって日本を挑発します。一部は尖閣への上陸に成功させた後、今度は、その中国人保護のために軍事出動することも考えているのでしょう。
こうした事態を、長期スパンの視点で見つめた時に、何が見えるか?
どうもそこには、共産党政権の中国政府、そして、明治以来の日本の官僚支配体制、 この二つを、本当に、終わりにさせたいという、文明史的な大計画が進んでいると、私には見ることが出来ます。
その3) では、今回の日中の摩擦は、終息するのか?
今回の尖閣問題で、石原ら前原たちの裏にいる、真の仕掛け人が、アメリカであることが分かれば、答えが見えます。 ただ、その場合の「アメリカ」とは、一体、何なのか?
2012年の時点で、アメリカという統治体にとって、何が、最優先の問題なのか? 今のアメリカを動かす主導権は、一体、誰が握っているのか? それは、どの次元の人間たちなのか?
こうした問いに対して、 「人類滅亡」とか、「人口削減のための戦争の誘発」とかいう次元の話には、私は同意しかねます。そ
れは、実は、昨年の8月末に、アメリカのFEMAの地下シェルターの爆発で、逃げ場所が消されたので、この次元での問題は、すでに終了しています。
そうではないとして、では、今の日本と 中国政府に、根本的改変を求めている勢力は、どこにあるのか? それも、アメリカを使ってまで。 これには、アジアの近代化を、やり直したいとする勢力が、これにあたります。
その「アジアの近代化のやり直し」を求める勢力と、今のアメリカの関係は、一体、どうなのか?
ここで、実は、「天皇の金塊(資金)」とそれに関わる「通貨発行の問題」が、出てきます。 この動きは、明治維新以来、ずっと、一般には表に出ないことでした。
まだ、戦争中の1944年7月22日にブレトンウッズ会議が開かれ、このとき、戦後世界を、米ドルを基軸通貨にして、金本位制で通貨を発行することがきまり、ここで、戦後世界の経済秩序の仕組みがきました。
そのあと、キッシンジャーが秘密訪中した1971年に、8月15日には米ドルは金本位制は外され(ニクソンショック)変動相場制になり、世界経済は実質、原油本位制(同時に戦争本位制)になりながらも、そのあとも、米ドル基軸の経済体制は続きました。
しかし、アメリカの双子の赤字は泊らず、この体制に再び破綻の危機が出てきたとき持ち出されたのが、2000年のY2K (コンピュータ2000年問題)でした。 このとき、ヨーロッパは米ドル体制の破綻に備えて、まず、ECをつくり、そして、共通通貨ユーロをつくりましたが、
2001年の「911」以後、世界経済は、共産党が支配する中国を資本主義化させ、このドル体制に全面的にくみこんだ。地上使用権の売買のみならず、金融面での担保設定を可能にして、日本と同じく、土地本位制にした。アメリカは、日本のゆとりローンを参考にサブプライムローンを作り出して、その債権を世界中(ヨーロッパにも)にバラ撒いて、結果として、昨年、この対米ドルでライバルとなる通貨、「ユーロ」を破綻させました。
さて、2012年現在、ギリギリ、人類社会の基軸通貨として残っている米ドルですが、これを、どうするのか? 地球全体で膨れ上がった、米ドル表記の資産の行方にも、直結します。今年に入ってから、世界の金融界の不正を正そうという動きが継続中です。
どうも、今年の12月22日に、FRB(連邦準備制度理事会)がもつ米ドルそのものの発行権が終了することが決まったいたのです。それに対し、大きな抵抗が始まっていて、それが、この東アジアに紛争を拡大する作戦となって現われだしました。
世界経済の基軸通貨である米ドルは、そのまま、米ドルでの資産を持っている人間たちの富の指標です。そして、そうした米ドルでの債権(米国債)をもっとも多く所有しているのが、国家としての、中国共産党政府で、その次が、日本国政府です。 本来、中国政府と日本政府の二カ国が手を組めば、金融面で、アメリカを完全に押さえることが出来るはずなのですが、 今回の事態で、これが全く、出来ない状態になってしまいました。
米ドルを発行する人間たちが、マネーを発行するだけで、何もしないでも、巨額の実物の「富」をつかめる構造は、1912年から始まり、それが、1944年には、世界中の富を奪取する手段になりました。このことは、映画『THRIVE(スライブ)』が、指摘したとおりです。 それが、昨年来、危うくなり、しかも、金融面での支配権が、中国と日本が提携することで、完全に、アジア人の手に移りかねない事態になっていたのです。
そのときに、発動されたのが、
「おい、俺たちに今後もドルを刷らせろ。でないと、お前たちの考える、東アジアの繁栄をぶち壊しにしてやる」。
四月に石原慎太郎に、尖閣購入発言させたヘリテージ財団は、この人間たちの巣窟でしょう。
では、今後は、どうなるのか? 参考になるのが、 「Y2K」です。
1999年年末が問題となる「Y2K」問題については、その発生(実際は、「発動」)が2年前から危惧されたものの、当時のクリントンは、1999年の11月3日に、「コンピュータ事故の脅威は払拭された」と言ってから、この年の大晦日は何もなく過ぎました。私はその1999年12月末は、メキシコのクエルナバカで、世界最古の石油会社のオーナーや、ヨハネパウロ2世の親友といった、ご老人たちと一緒にクリスマスを過ごしていましたが。
「Y2K」という脅しの裏で、翌年以降のFRBの更なる通貨発行、アメリカ政府の米国債の発行と日本の引き受け、円キャリートレード という方針が、11月初めの段階で裏で決まったのです。 しかも、そのときに、共産主義だった中国経済の巻き込みも決定していたのです。
さて、今回は、どう収拾するのか? 日中間の摩擦は、終息するのか?
それは、単純な、尖閣の領有問題や、米ドルに関わる経済だけの問題ではありません。
中国政府は、サンフランシスコ講和条約の正当性も否定していますが、その中での、今回の騒動なのです。
しかも、日本には、今ある放射能問題、 日本社会の金融資産(不動産価値)の減衰、今後の原発建設の行方、、アメリカの軍事力の使い方。 国家と国民の意識の問題、など、複雑な事情が重なります。
9月23日(日)、 こうしたことを踏まえて、 東京で、皆神塾を開きます。
テーマは、「2012のクライマックスがやってくる!!」。
その4) 今回の皆神塾では、時事を話しますが、ここで特に注意したいのは、
①アメリカにFRBを創らせたもの。 ②そのFRBが発行する米ドルを、戦後の基軸通貨にした人間たち。 彼らの、今の狙いです。
それは、「通貨」の運命と、「天皇の金塊」をもとにした「中央銀行システム」を、今後どうするのか、という問題でもあります。 そこには、新規システムを考える当事者たちの思惑と、すでに、既得権として利権を築いた人間たちの闘いがあります。
その闘いの諸相は、実は、日本国内では、TPPに対する見方や扱いにも現われてきます。
人類文明の大スクランブル。 さあ、70億人の中で、だれが、健康で笑って暮らせるか?
生き残るのは、6000年の人類史をきちんと視野に入れて、生命の大切さを最優先にして行動するもののみ。
以下、 23日の皆神塾について、 再度、ご案内。
日時: 2012年9月23日 (日) 14時~16時 (その後約1時間程度質疑応答)
場所: 「東京外国語大学本郷サテライト」 3階セミ
ナールーム 東京都文京区本郷2-14-10 〒113-0033 TEL&FAX:03-5805-3254
最寄り駅等 東京メトロ丸ノ内線: 本郷三丁目駅(M21) 2番出口下車徒歩3分
JR線:御茶ノ水駅 お茶の水橋口下車徒歩7分
地図: → http://www.tufs.ac.jp/access/hongou.html
会費: 3500円 (注)瓊音倶楽部会員の方は2500円となります。
講演内容 : 『2012のクライマックスがやってくる!!』
・・・・ロンドンオリンピックの終了と同時に、にわかに高まった日本のナショナリズム。
韓国大統領の「天皇土下座」発言、 尖閣上陸合戦、銀座50万人凱旋パレード。一方、敵国だった北朝鮮は、将軍の料理人藤本氏が厚遇して、イメージアップ。
こうした動きの裏にいるのは、単なる守旧派のアメリカのスカル&ボーンズではない。
戦後のアメリカ(FRB)に、覇権を持たせてきた人間たちの動きだ。彼らが目指すのは、日本列島に生きてき た、真のユダヤ人の覚醒。
東北関東で放射能による被害がどんどん顕在化するのに、東京に2020年のオリピック誘致というのは、
ありえるのか?
「お上」に頼らずに、自分で、地球を舞台に生存、生活の場を作り出すとき、縄文ヌナカワが個人の内側で
復活する。
森羅万象の中で、自分自身が「統治する」とは何か? YHWHシステムで完璧に創られた日本社会の
ピラミッドが壊れる時、日本の文化遺伝子が、地球中に放出・拡散し、そこで、新次元文明をを創り出す。
今回は、破滅の諸相の先にある、神聖なる新生の希望を話します。
連絡先: 株式会社K2O 室伏昭昌(事務所 03-3548-1025 携帯:090-5804-5078 FAX: 03-3548-1026)
E-mail: akimasa-murofushi@jcom.home.ne.jp
(注1)お席に限りがありますので、出来るだけ事前にご連絡いただけたらと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
(注2)会場が、前回とは異なりますので、ご注意ください。