サウジと敵対していたイランに関する「情報操作」が解除か。安心して、イラン観光にいけるぞ。

日本とイランの関係は、実は、かなり深い。

たとえば、盂蘭盆会や、閻魔大王などは、イラン発祥のゾロアスターの教義と習慣からうまれたもので、日本には中国大陸を経由して、仏教に習合された形で、飛鳥時代に入っています。

中でも、ササン朝ペルシャと日本列島の関係は強く、例えば、正倉院宝物の7割が、実はペルシャのものです。そのペルシャは、イスラムの台頭と共にその王朝を終えたが、その地域には多くのイラン人(ゾロアスター教徒)、さらにユダヤ人が残っていた。

イスラムは始祖のムハンマドが610年に覚醒し、622年のヘジラを経て、630年にメッカを奪回。そして、632年に昇天した。

聖徳太子の死亡が622年とされ、舒明による第一回の遣唐使が630年です。

中国の唐で、武媚娘(後の則天武后)が太宗李世民の才女となったのが636年。この年、イスラムはビザンチンをシリアのヤルムーク河で撃退し、さらに翌年、ササン朝ペルシャの首都セレウキヤ・クテシフォンに侵入します。この戦いがカディーシアの戦い。

その5年後の642年に、ニハーヴァンドでペルシャは再びイスラム軍に破れ、実質的に滅亡しました。

この年、高句麗の平壌では淵蓋蘇文によるクーデターが起こり、日本では冬至に、蘇我蝦夷が甘樫の丘で「ヤツラの舞」をしています。

イランには、実は、バビロンの捕囚後のユダ族の人間が多く残り、それは、今でも続いています。
ユダヤ人には、 紀元前の捕囚時代からの血統ユダヤ人(セファラディー)、
499年に「タルムード」ができてから、進んで、ユダヤ教徒になった、信仰ユダヤ人(アシュケナジー)、
さらに、1897年にバーゼルで開かれた、第一回世界シオニスト会議のあとに、金融ワンワールドに加わったジオニスト・ユダヤがいます。

金融ワンワールドには、イエズス会もいて、彼らはジオニスト・ユダヤと共同し、二度の世界大戦を計画。
その中に、戦争屋がいました。
この動きに、明治以降の日本の皇室も関わってきました。

1971年8月15日のニクソンショックで、米ドルの金本位が外れ、以後、米ドルの価値(信認性)を担保するために、金融ワンワールドは、
原油売買のドル建て原則を立て、さらに、中東地域に、紛争を拡大させることで、原油価格を引き上げてきた。

このなかで日本は田中角栄時代に、イラン原油を現地で精製し、それを輸入しようと三井物産が主導でIJPCというプロジェクトを立ち上げたが、ここでアメリカの戦争屋に睨まれた。角栄は失脚し、以後、イランは、戦争屋による緊張作りのターゲットになった。

アメリカの戦争屋はサウジに肩入れしたが、これに対し、イランではホメイニがシーア派の総本山として、サウジに対抗してきた。
1989年6月、北京で天安門事件が起きた時、そのホメイニが死亡し、イランでは、「イスラエルを認めない」と声高に叫ぶ、アフマディネジャドが頭角を現す。この人物は、血統ユダヤ人でした。

 1990年以降、イランの核兵器開発、核濃縮は、つねに国際政治での「危機」となった。
実は、アメリカの特別行政自治区になっていた、戦後の日本で、密かに地下で核兵器を造り続けた日本の軍事勢力があり、ここがイランとつながっていたとの説があります。そして「イランに濃縮核燃料を売っていた」ことがバレて、これに怒ったイスラエルが、東電のフクイチを爆発させた。それが「311」の地震とその津波での、電源喪失だった、との説です。
 津波での電源喪失の危惧を、国会の場で野党議員ら指摘されながら、何も対策しなかったのが、初めて総理になったばかりの安倍晋三さんでした。安倍晋三さんは、いちども大臣を経験することなく、小泉純一郎からの指名で、いきなり総理になったのでしたね。

さて、今、サウジがガタガタです。日本では、なんと、親中派の自民党幹事長の二階さんに急速に権力が集中していますが。
イランの人たちは、歴史的に、サウジのことが大嫌いです。
イラン人は、自分たちは、かつて、バビロンの捕囚を解放した、アケメネス朝ペルシャのキュロスの子孫であることを誇りにします。真正ユダヤ人(血統ユダヤと、信仰ユダヤ)にとって、キュロスこそが唯一のメシア(救世主)なのです。
解放されたユダヤ人は、半分以上が、バビロンに残こり、かれらがアケメネス朝を統一国家に創り上げ、そのときの経験と知恵が、中国大陸に入って、秦を創り出しました。
 日本の皇室は、その秦の始皇帝との関係がある。これは、秦河勝が、始皇帝の二代目、胡亥の血を引くと、新撰姓氏録に出ている通りで、その河勝の山科の屋敷跡にできた都が、桓武の平安京でした。そこに都を作れとアドバイスしたのが、和気清麻呂です。この人物は、ヘブライでの王権の在り方のルールを知っている人物でした。

イランがイスラムのシーア派の総本山で、しかも、原油があり、独自に原油輸出をする。これを、いかに、抑えるか、これこそが、金融ワンワールドのなかでも、戦争屋の思惑でした。
 そのイランと関係を強めてきたのが、ニクソン訪中後の中国です。

今、FRBの工作部隊(戦争屋)に、がっちり協力してきたサウジ(「911」は、ビンラディンの一族がブッシュ政権と協働した)を、Qグループが追い込んでいるのでしょうか?
 

PARSTODAY が以下を伝えています。

日・イ間の観光業拡大を目的とした観光セミナーが東京で実施

在日イラン大使館で、イランと日本の観光業の拡大を目的に、観光セミナーが開催されました。
IRIB通信が、東京から伝えたところによりますと、このセミナーには日本の首相官邸の観光分野の関係者や外務大臣補佐官、日本政府観光局の副局長、一般社団法人 日本海外ツアーオペレーター協会(OTOA)の関係者、並びに日本の観光業界で活動する民間部門の幹部関係者が出席したということです。
また、このセミナーではイラン観光を支持する、日本駐在のトルコの航空会社・ターキッシュエアラインの営業主任も、「当社は、日本からイランおよびトルコ、そしてその逆の合同観光ツアーに対し、航空サービスを提供する用意がある」と語りました。
さらに、OTOAの関係者も、「現在、当法人に加盟する18の企業が、日本人ツアー観光客をイランにご案内する責務を担っている。

イランは、中東諸国の中では最多の世界遺産を有している」と述べています。


ほかにも、ラフマーニーモヴァッヘド駐日イラン大使が、2019年が日・イ国交樹立90周年の節目に当たる事に触れ、

「観光分野での協力拡大は、この両国の間のもっとも重要な協力課題の1つだ」とかたりました。
さらに、「地域における安全や発展、安定の強化に、イランが価値ある措置を講じていることから、2017年には観光業が7.2%発展した」と述べています、
また、日本人にはパスポートにイラン出入国の記録が残らない電子ビザが発行されることに触れ、「このことにより、さらに多くの日本人がイラン旅行への意欲を持つようになる可能性がある」としました。

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この記事を書いた人

新井信介

1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。