石原は「維新の会」のヘッドになるつもりか。

こんにちは。 

国民新党の創業者、亀井静香代表と副代表の亀井の姫様が追い出された。

政治の世界は生臭い。 これは権力のゲームだ。

総理大臣は、総務省をにぎる。総務省は、政党助成金を握る。

弱小政党ながら、お坊ちゃま民主党政権を、御すことができると考えていた亀井静香さん。

自分が権力を持っていなかったことを、初めて知ったのですね。

そして、石原都知事。昨年は、松沢神奈川県知事を一旦は自分の後継者に指名しながら、地震前の3月9日に、カートキャンベルが来日したのにあわせ、それまで同意していた亀井の新党案を反故にして、都知事に立候補。

今回は、大阪の橋下市長から、維新の会の講師に迎えられると、その維新の会の全国版のヘッドがいないことに、自分が迎え入れられると、算段しているのでしょう。

橋下は国政には出ないが、中央集権を切り崩すのは、一致だと。 

古臭くボロボロの亀にのるよりも、今が旬で人気絶大の若々しい「維新」の「冠」になれるのなら、こっちのほうがいい、というのでしょう。

これで、維新の会は、選挙に当たっては、動員組織の「学会」につづいて、もう一枚の武器として、エゴ丸出しの広告塔を持つことになりますね。

息子の自民党幹事長も、こっちの体制ができた時点で、合流を考えているのかもしれません。

今、自民党の中の心ある人間は、戦後の日本社会、そして国際環境の中で、自民党自身が持っていた存在意義がなくなっていることをすでに知っています。

民主党のことは、もう、何もいいません。 政治ゴッコの果に、自民党以上にひどい、自民党に変身していますから。 

中央集権を壊す。  これが、一つの国家的な明確な目標になった。 これは、いいことです。

問題は、その先に、何をするか?

道州制?   ・・・  ご冗談を。  二重行政の解消は絶対必要ですが、 道州制は、新しい官僚組織を生みます。 今の都道府県の再編に、相当多くのエネルギーがかかります。

それよりも、シロアリ公務員、 生活保護208万人、 自殺者3万人、 耕作放棄地が全国で埼玉県以上の面積、 温存される9電力体制、増大する医療費と社会保障費など、こちらのほうが問題。

税収は、何のためにあるか?

 内政に関しては、国家に依存しないで、生きる地域をつくること。 これを、都道府県でなく、市町村よりも、さらに、小さい規模で、各地の実情にあった形でつくることを、国家の目標にすべきと、私は考えます。

 外交・国防・警察が、国家の重要な仕事であることは不変の鉄則です。 しかし、それ以上に重要なのは、この国に生きる人間に、自ら仲間とともに生存を確保し、その場で発展しようという意志と、その実践を誘発する政策を出すことです。 もう、試験秀才の官僚がつくった規格品の政策ではなく、 生き方を国民に考えさせ、自主的に行動させる政策が、今こそ必要なのです。

 私は、こちらに、むかいます。 

自分の住む場所を、カネをとるための刈り入れ場にするのではなく、何世紀にもわたって、こつこつと積み上げていくように、 美しい芸術作品のような暮らしにするには、どうしたらいいか、これを考えます。

基本が、 自律と自立。 そして、想像と創造 であることは、変わりがありません。

何をもって、手柄とするか?  嘘があるところから、まともな現実が生まれないのは、 あまりに当然ですね。

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この記事を書いた人

新井信介

1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。