中曽根大勲位が亡くなる前に、原発政策を完全撤回していただこう。

こんにちは。

 日本の経団連はまだまだ原発を輸出したがっていますが、今年は、海外でも大きな事故が起きる可能性が高い。

 わめきちらしのスッカラ菅に対し、ようやく、検証が入るようです。

ついに「本丸」菅前首相からヒアリング、原発事故の民間調査委2012.1.14 22:48 http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120114/plc12011422500024-n1.htm 

東京電力福島第1原発事故について民間の立場で調査をしている「福島原発事故独立検証委員会」(委員長・北沢宏一前科学技術振興機構理事長)が14日、当時の政府対応について菅直人前首相からヒアリングしたことが、同委員会事務局への取材で分かった。

 事務局によると、事故時における危機対応の状況を解明するため、意思決定のトップであった菅前首相に要請。14日午後に東京都内で、若手研究者や弁護士などで構成するワーキンググループが聞き取りを実施した。

 同委員会はこれまで、枝野幸男経済産業相や細野豪志原発事故担当相、班目春樹原子力安全委員会委員長などからヒアリングを実施。東電にも申し入れているが、拒否されているという。

 同委員会はシンクタンク「日本再建イニシアティブ」が主導して設置。委員は元検事総長や大使経験者などで構成され、2月末にも報告書をまとめ、公表する予定。 

  一方、横浜では、

横浜で「脱原発世界会議」

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120114/t10015271091000.html

ぜひとも、中曽根大勲位に、この原発について、彼の半世紀の歩みと共に、コメントを頂こう。特に、この地震列島の日本に、これを今後も設置しておくことの国家的意義を語っていただこう。

原発は、私たちの知らないところで、一部の人間達の優雅な生活を保証するマネージェネレーターでしたが、その裏に、とんでもない非人間的な差別・抑圧構造、そして、なにより、未来に対する無責任構造がありました。

これをこれまで、きちんと見つめてこなかったのは、自分達現代人の大いなる罪です。 特に、国家権力に対し、妄信し、依存するばかりだったことは、本当に反省しないといけません。国家は、私たちの「労働」が生み出したカネによって運営されているのです。この汗の塊りが、一体、何に使われているのか? 今後は、ますます引き締めて見つめないといけません。

原発(特に増殖炉)は発電作用の機能保全と使用済み核燃料の処理で、技術的に不完全であるばかりでなく、この事業の推進過程では、イノチの平等を忘れて、必ず、自分を特別な人間と思い上がる傲慢さと、その他一般に対する侮蔑という、選民意識が隠微に生まれ続けていることが、私は、もっとも許せない。

エネルギーについては、小規模で、多種多様なエネルギー供給基地を、国内に多く分散させる。

その事業主体は、基本的には、そのエネルギーを必要とする消費者が担当し、そこには、多くの民間出資者がいて、基本的には、自分が必要とする電力を、自分で起こすことが原則です。

官僚・役人や国会議員が特別な人間ではないのです。

自分達のエリアの未来像を、自分達で作り、そのための資金や人材(知恵)を、自分達の信用で世界中から集める。

2012年の日本は、この方向に、変わり始めることになります。

今の野田ドジョウの「厚顔無恥」を見つめながら、私たちは、この決意を固めましょう。もちろん、自民党時代にもどるなんてことはありえない選択です。

 

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この記事を書いた人

新井信介

1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。