土曜日のNHK特別番組。
民主党政治のバカさ加減が見えて、いろいろおもしろかったのですが、
その中でも、 特に、菅直人。
普天間基地の、「最低でも県外」が不可能になったことがわかったとき、
当時の財務大臣の菅直人が、
「総理、いい方法があります。より困難な問題をいえば、国民はそっちは忘れます。」
こう言って持ち出したのが、消費税。
もちろん、背後にいるのは、財務省でしょう。
官僚も政治家も、肝心な問題をきちんと解決するつもりはないようです。
官僚にはそれ自体、組織の存続、権限の拡大を図る習性がありますが、政治家はそれではいけません。
民主党の今の政治・政策については、コメントしたくないし、考えたくもない。
重要な課題は、基礎からきちんと考えないといけません。
TV番組でバラエテイーにして、政治家たちをチャラかして、それを面白がっていられることは、何一つありません。 筋が通らないのなら、真顔で、おかしい、辞めなさい、と抗議しつづけないといけません。
わかり易さの追求と、ショー化した面白さは、まったく意味が違います。
深刻な問題は、絶対に、娯楽のショー化しては、なりません。
今年、起きた、地震、原発事故、自殺、就職難、マニフェストが実行できない政治、減らない議員定数と歳費。
「笑っていいとも」といっていられる事態は、とっくに過ぎています。
真剣に生きないと、新しい生命力のある現実は何も生まれてきませんね。
漫才師やコメディアンが、あたらしい現実の世界を作り出すことは、まず、ないことは知っておきましょう。
誰かが作った現実を笑い飛ばすことはできても、そこには、何も残らない。
私たちが、今、創らなければならないのは、「現実」なのです。