南山城から見た景色は忘れない。柔らかく染み込んで響く、無農薬・無施肥の心地よさ。

 思った通り今週からは、日本国内では、加計学園事案で、静かな戦争が始まったかのようです。

前川氏を支持する人間が、どんどん増えています。

もちろん、事務次官を辞めたばかりの人間ですが、この人の、

 「いじめを見逃さない」 「所得格差による、学業格差を生まない」という信念は、

 誰も、否定できないものではないでしょうか。

国家政策をどうするか?

これからの立て直しに、どの時点から始めるか?

 それは、未来の大人、すなわち、人作りからになりますが、

 どういう人材を育て上げるか、そのときの環境をどうするか、これが、10年、20年先の国力を決定します。

 心の根を腐らせることなく、発展したい、貢献したいという、心の芽 を摘んではいけません。

 

私は、教育とは、以下と考えています。

 まず、人間として、今、生きている「喜び」を知ること。

 つぎに、自分が生きている、生物界と人間社会の、現場の「地図(関係性)」を知ること。

 そして、想像と創造のできる人間として、どのような「技」を覚え、

 そこに、自分自身の「創意工夫」を加えて、出会う、人間を、どう喜ばせていくか?

 この、「喜び」「地図」「技」を学び会うのが、教育だと。

その上で、

 今を生きる、人間としての「喜び」を、形(表現)にして、縁ある人間に届ける。

 これは、自分自身の世界を広げていくことでもあります。

 そこでは、人間を含め、多くの生き物が響き合い、重なり合って、すてきな曼荼羅を創り出します。

 

6月4日、京都の南山城での茶摘みは、楽しかった。特に、カラダが、喜んでいました。

 お茶職人から、直接、教えてもらったことも楽しかったのですが、

 その茶畑が、無農薬・無施肥であり、空気も大地も、ほんとうに生き生きしていたからです。、

 しかも、舞台となった茶畑は、月ヶ瀬の近くの台地にあって、真南に向かってスカーと空間が抜けていて、遠く紀伊半島の先まで見通せる優しい景色でした。

 信州の山や森の中とは、全く違う心地よさで、柔らかな風のなかで、すっかり、感慨に浸っていました。高い山がないが、幾重にも重なる重なる丘陵。わずかに、点在する集落。目にするのは、重なり合う、美しい里山の遠景です。

 きっと、夜は、新月の日には漆黒の闇が広がり、満月の日には、月明かりに照らされて、多くの生き物を喜んで顔を出すことでしょう。

 近代国家となった日本は、今、さなぎ状態です。

すでに辞めてしまった前川氏を、現職の官僚たちが支持して内部資料を公表すれば、これは、国家公務員法違反に成りかねません。しかし、それを、多くの国民が求めています。

 これは、脱皮・羽化の始まりではないでしょうか。  

ちなみに、お茶は、無農薬・無施肥にすると強い幹になります。根は、横に伸びずに、まっすぐ下に伸びるとのこと。そうすると、より多くのミネラルを含むことになります。

 私には、これが、とても、大切な教訓だ と思えてなりません。

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