「萌え」は使い方次第で、「憎悪」を萎えさせ「殺意」を消す。21世紀日本が生んだ、平和実現のソフトパワー。中国のみならず、ユダヤとイスラムにもぶつけよう。

アメリカ帝国主義に反発して、「文明の衝突」になったはずのイスラム世界。
今年、2011年は、そのアメリカ帝国主義が完全に終わりを迎えます。しかし、同時に、
この反米で、国家を強権独裁国家にしてきたイスラム世界で、民主化革命です。
豊かさが生まれると、富の集中に対して、民衆が反乱を起こす。
これは、中国でも、止むことはないでしょう。
その中で、イスラム対ユダヤという図式も、 別次元から、崩れていきます。
国家や、宗教の絶対性を語りながら、不当に、富を集中させ、腐らせている特権層が
崩れていくのです。
ところで、ある友人が、最近見ている面白いブログとして、
「煩悩君、フルスロットル」を教えてくれました。

飯山一郎さんのとき、以来の面白さです。
今回、特に面白いのは、昨年秋の尖閣諸島問題で日中間で対立したときに、私達日本人が、
殺気立つ中国側から、戦前戦後の共産党の反日プロバガンダで使われてきた「日本鬼子」の
言葉で罵られ、その言葉が、ネットのなかでもあふれかえったことに対し、
日本のオタクたちが、可愛いらしいアニメの「萌えキャラ」少女「ヒノモトオニコ」を作り
出し、彼らの頭に血が上った興奮状態に、斜めに構えて応え出したことです。
このやり取りを今、大陸以外の、台湾や香港の中国語メディアが面白がって取り上げている
のです。
この中に、以下の文章があります。転載します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
残虐で卑劣とされた鬼の正体は、実はかわいい心優しい女の子だったという奇想天外な結末、
、、、
「日本鬼子」を世界平和の象徴にして世界中の人たちに愛され尊敬させるキャラに育てて欲
しい気がする(笑)。
これに反応した中国人は、、、
こっち(中国側)は、罵声を送っていたはずなのに
返ってきたのは萌えキャラ……
なんかもう、無力感に苛まされる……
・・・(略)・・・・・・
これはガンジーの無抵抗主義に匹敵する程の世界史に残る画期的な出来事だと思うのだが、
、、(爆)
例によって例のごとく、米国様の意図に従って中国との敵対的緊張関係を維持しなくては
ならない日本のマスコミはこの快挙を一切黙殺。。。。
かろうじて、ネット版のMSN産経ニュースに最近掲載されただけに留まる。っていうか、
ネットを敵対視してるマスコミ故、自分らにできなかった快挙は報道しないだろうw
あれから4ヶ月、、、テーマソングも作られた。
「日本鬼子」は現社会体制に不満を持つ中国人の感情を煽って、ガス抜き的に反日感情に
誘導する為に使われている中国国内向けの言葉であり、日本人がどう受け止めようが、あま
り関係はないという見方もあります。
 まぁ、一番困っているのは、この言葉をスローガンに掲げた画像や動画を取り上げ、
日本人向けて、反中感情を煽る日本のネトウヨだけでしょうかw
 しかし、中国で報道規制やネット規制をしてもこの「日本鬼子」の萌えキャラぶりは漏れ
伝わる筈で、日本人を逆に喜ばせてしまうと判れば、やがてデモでも使われなくなり「死語」
となってしまうと予想しています。
これは日本のアニヲタの勝利でしょうか!?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・転載 終わり ・・・
是非見てください。

今、中東各国で、独裁政権に対しどんどん反発が始まり、リビアやバーレーンのように、流血
の事態もありますが、この「萌えキャラ」の発想をうまく使えないかな、と考えます。
実際に、権力抗争をしている人間には、まだまだ、それどころではないでしょうが。
「憎悪」や「殺意」に発展する攻撃性をどんどん脱力させ、萎えさせるのは、面白いことです。
イスラム世界や、ユダヤ人、ネオコン、スカル&ボーンズにむけても、どんどん『萌えキャラ」を
ぶつけましょう。
国家権力を独占し、富を不法に集中させ腐らせている人間を、私達は許すわけには行きません。
なるべく平和な方法で体制を変えさせるため、人間の尊厳や生命環境を無視して、
私欲のために悪さをする人間、そして、詐欺的手法を使うカネばかりに貪欲な金融悪魔を、
「月に代わってお仕置きよ!」と、懲らしめる方法を考えましょう。

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この記事を書いた人

新井信介

1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。