来年は本当にいろいろ出てきて、整理の年になる。今年は、外交、医療、軍事、地域経済など「お上」のインチキがどんどん覆る年。

 こんにちは。
その1) 今週の土曜日の午後2時に、東京で皆神塾があります。
   今回は、文明論と 時事をしっかり話します。
 場所: 「東京外国語大学本郷サテライト」 セミナールーム
     メトロ丸ノ内線: 本郷三丁目駅(M21) 2番出口下車徒歩3分
 会費: 3500円   
  (連絡先、株k20 TEL:03-5807-1395  090-5804-5078)
 テーマ:『宇宙バイブレーションで生きるか? 既存の文明波動で生きるか?』
その2) 政治について
 民主党の議員は、菅直人では選挙が負ける、と分かっていますので、
 どこかで、首の挿げ替えがあるでしょう。
 しかし、その前後に、総選挙があるか、これはまだ分かりません。
 今の日本の国会は、罵声ばかりで、見る気もしません。
 本欄で、繰り返し述べましたが、明治以来の輸出主導の工業化による、
 国富増大のやり方が、グローバル経済の中、日本では、もう時代に合わない。
 今の、資産デフレを食い止めるには、まったく、別の発想による国家の発展方法を
 とらないと、解決できない。 その鍵は、地方、そして、農村にある。
 どう変えるか? この基本の基本の戦略を考え、策定する部局を設定し、
 そこに法的根拠を持たせること。そして、今の国の情報を徹底的に公開すること。
 これが、ないと、何も始まらない。
 今、メディアでは、地方の首長が話題になり、国からの地方交付税や
 補助金の増減、さらに、子供手当ての負担増ばかりが、話題になります。
 しかし、この次元の話では、これまでの方法論の、微調整にすぎません。
 そして、国(税金・国債など借金)のカネをめぐる、綱引きだけのことです。
 今、私たちが直面しているのは、そうした目先の金に関わる些末さを、はるかに超えた、
 人間の存在まで認識を一新する文明史的大変革が、身近な生活習慣で迫られる事態です。
その3) 変革は、意識の拡大とともに。
 
 国家の制度を作るその主体とは、国民一人ひとりであり、私達の事実認識と未来ビジョンが、
 現実の次の姿を作り出しているという自覚です。
 「自分達の国家の姿も、その原点から、自分たちで作り出すのだ」という意志です。
 その第一歩として、まず、自分が暮らしている町(身近な自治体)の実態を正確に知り、
 次の姿を自分たちで創っていく、という意志の醸成です。
 そのために、カネ、時間、労務、人脈、経験を、どんどん出し合っていく。
 ポイントは、これまで国が決めた税金や補助金について、頼ったり縛られたりすることを拒否し、
 地域の仲間や縁のあるものと真実の情報で繋がって、解決策をどんどん見つけだしていくこと。
 これが自律・自立の道です。
 これから今年一年かけて、「国とは何なのか?」を日本人にとことん再考、熟考させる事態が
 頻発します。「ええっーこんなのおかしい。インチキだ」という事実も多く出てくるでしょう。
  
4)国家の裏側が見えてくる。
 このとき、自国の歴史性と国際関係の両面で、これまで私達には、全く知らされて
 こなかった新たな事実が、どんどん出てくるでしょう。
 事実を隠していたのは、一つは、明治維新以来の近代化で生まれた、日本の特権層、
 もう一つは、戦後の、日本の支配者となった、アメリカ(特に、FRBの周囲の人たち)
 とその手下たちで、米国の世界戦略のために、日本人を情報の無菌状態においていたことです。
 日本人ほど、「お上」のいうことに、従いたがる民族はいません。
 今の、「お上」とは、マスメディアであり、それは、テレビと新聞です。
 自分で、森羅万象から、この地上に自分の世界を創るために、ホンモノの情報を探そう
 と冷静に客観的事実を集めるよりも、まず「お上」が用意した枠のなかで、安直に物事を判断し、
 すぐに、真偽を決めつけようとする人間が、残念ながら、今でも、主流派です。
 日本の現在の国家の姿は、 アメリカの特別行政自治区です。
 よって、アメリカが設定した「外交認識」と「世界情勢」に、日本では、国民は、「お上」とともに、
 つねに、ふりまわされます。 この典型が、民主党です。
その5) 真の実態が見え出した。
 昨年は、当初、東アジア共同体にむけて、東シナ海を「平和の海」にするはずが、
 次々と事件が起きました。
 哨戒艦「天安」の爆破沈没、
 尖閣諸島での中国漁船の侵犯、
 米韓軍事演習、
 日米軍事演習、
 ヨンビョン島での、韓国と北朝鮮の砲撃合戦、
 そして、北朝鮮には、三代目の金正恩が正式に就任しました。
 今、中朝国境の丹東には、経済特区ができて、中国が巨大投資をしています。
 私は、これは、1989年に「ベルリンの壁」が崩壊し、米ソ冷戦が終了した後、
 北朝鮮を、日本にとって「狂犬国家」にしたてる覇権国アメリカの最後の計画が、
 昨年をもって終了したことを意味していると考えます。
先日、紹介した飯山一郎さんのブログの関連情報で、この金正恩の両親のことが
出ています。 私の直感と一致です。
北朝鮮とは、戦後の日本の経済復興と、台湾(国民党政権)を守るためできた、
戦前の日本軍の特務による残置政権である、とする見方は、新鮮です。
この正否、事実について、わたしたちは、来年、知らされることになります。
今、天皇の金塊資金についても、新しい仕組みができつつあるようです。
今週の土曜日、29日、本郷で、お会いしましょう。

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この記事を書いた人

新井信介

1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。