先が見えだした権力体は倒産前の会社と同じ。メディアで過剰な自己宣伝を繰り返す。

 一般論として、

 モノやサービスの販売会社が経営に苦しくなると、メディアをつかって過剰宣伝することがよくあります。

(最近のネット世界では、わざともめ事言い出して、自分のブログに客寄せる「炎上商法」もありますね。)

 こうしたものには、公的機関や調査機関がきちんと監査するものですが、

 では、それが、暴力装置を持つ、国家権力自体が苦しくなった場合は、どうでしょうか?

 統治方式が時代に合わず、ボロボロになって先行きが見えなくなり、国民の離反が加速するとき、

 どんな手段を使って延命するのでしょうか?

  歴史を紐解けば、いろいろ見えてきます。

  まず、すること。佞臣(ねいしん)を増やすこと。つまり、犬を増やす。

 そして、恐怖情報をまき散らし、羊たちを、さらに沈黙させること。

 その上で、人間としての、感受性と理解力を壊し、ロボット化すること。

 

で、今の日本ことです。

面倒なのは、日本国では、その権力体は、アメリカという国家が支配する、特別行政自治区の管理者の集まりだったことです。しかも、その行政自治区のもつ収奪機能は、戦後の米ドル体制の中で稼ぎ頭でした。アメリカにトランプが登場しても、その管理者たちは、自分の立場、仕組みを変えたがらない。その典型例が、原発です。これは医療とエネルギー政策の中核です。 

以前にも触れましたが、第一次安倍政権では松岡利勝農水大臣が安倍晋三本人とともに、減反政策をする「田んぼ」をバイオマスのエネルギー基地に変える国家事業を進める方針でしたが、松岡大臣は自殺に追い込まれてしまいました。以後、安倍氏は、この問題を、二度と言い出しません。

で、この4月、習近平とトランプの会談とその後のことです。 

まず、会談直前のシリアでのサリン事件です。アサドがISISとの対決で、すでに、プーチンとオバマによって、優位に立っていたわけですから、自国民にむけてサリンを使うはずはありません。このフェイクの仕掛けは、どこなのか、言わずもがなでしょう。で、そのあと、トランプは習の面前で、ミサイル攻撃にゴーを出し、「もう、虐殺は終わりにする」と習に理解を求めました。このときの59発のミサイルは、一体、何をどれだけ破壊したのでしょう。

 習はトランプの「決断」に理解を示し、これが、中国の統治体としてまことに厄介で、毅然とした対応ができなかった半島問題で、アメリカと共同戦線をとる、きっかけになりました。以後、表面では政治的に荒れない(一般庶民に被害が出ない)ようにその処理に入っているようです。それが、16日のミサイル発射の失敗だと考えられます。

北朝鮮と韓国と満州(瀋陽軍区)の問題は、中国の丹東や延吉の現地情報をみて見ればいい。貿易や白頭山ツアーが控えられていますが、そこに、何か、軍事的切迫感があるでしょうか? 

 一方、日本・韓国では、安倍晋三たちのお花見のあとでも、大騒ぎです。 

そして、日本で、安倍政権に続けてもらいたいと願う人間は、原発マフィアと一体の、日本の財界官界芸能界だけでなく、アメリカにも、東南アジアにもいますね。なんと、宮内庁の中にもまだまだいるようです。2年前の6月に秋篠宮を加計学園に行かせたことがあったくらいですから。 

 あと、最近分かったこと。

 今週は、メディアや国会では、北朝鮮のミサイルばかりですが、こうした事態と平行して、日本国内では、「内のところにもアッキーさん、来てくれないかな」と、楽しみにしている人間もいるようです。テレビに出ている芸能人なみに、「会ってみたい」いう感覚以上に、「いいことしようしていたら、あの人、まとまったお金をくれるのでしょ」との理解です。

 まあ、これも、日本の今の現実。 

地方はどこもカネが回ってこず、皆、貧乏ですから、アッキーは、動く、当たり「宝くじ」と同じような存在、と考えているのでしょう。たしかに、自民党の政治の本質は、そうでしたからね。

 で、注意したいのは、すでに、核兵器の炸裂後と同じような放射能汚染環境の中に、私たちはいることです。国家権力が、率先して、放射能を撒き散らかしてきて、それが罪にならないのですから。

そんなこともあって、ますます持論の「人類世界から(日本に限らず)、国家権力を減らしていく」 が強まります。

「自律・自立」で、「豊かさ」生み出す個人同士でつながりあう。

 狂った権力には、「逆らわず、従わず、依存せず、罠に嵌まらず」。

いいね 0

講演会に参加しませんか?

講演会(皆神塾)を毎月開催しております。時事問題から、歴史、経済、宗教等々様々な分野についてお話します。
Youtubeやブログで新井を知ったという初めての方でも大歓迎です。最新の講演会については下記バナーよりお申し込みください。


ぬなとショップおすすめ商品

『瓊音倶楽部』『皆神塾』のご案内

何のために、私たちはこの世に存在するのか?
この問いは、6000年前に文明が始まった時から続いています。
瓊音倶楽部では、この問いに対して、人体(機能)と心(魂)からなる「人間」を見つめます。
人類は、文明を生み出しましたが、それによって生きている人間の喜びが、つぶされては意味がありません。
どんなに喜び、生きるのか?私たちは、皆さんと一緒になって考えていきます。(注)「瓊音」とは、全てのイノチのヒビキのことです。

『皆神塾』:文明アナリスト・新井信介を中心に、隔月で開催する勉強会です。時事問題から、歴史、経済、宗教等々様々な分野の問題を解き明かしていきます。

(注)『皆神塾』は隔月で開催しており、講演内容はDVDに収録して販売しております。
詳細については「瓊音ショップ」をご覧ください。

『瓊音倶楽部』:会員制(有料)で、毎月1回情報誌をお届けしています。
「皆神塾」や「ブログ」などでは、お伝えできないようなオフレコ情を含めて、「明確で強いメッセージ」を会員限定でお届けしています。

また、月次でレポートをお届けするだけではなく、様々な特典がございます。詳細については、以下の「瓊音倶楽部のご案内」(PDFファイル)をご覧ください。
》瓊音倶楽部のご案内(PDFファイル)

「皆神塾」「瓊音倶楽部」についてご興味のある方、ご不明な点がございましたら、下記問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。
》お問い合わせ

この記事を書いた人

株式会社K2O