雪が舞う、ホワイトクリスマスの夜、本来ならロマンチックな時間のはずが、
ネット上では、芸能人のツイッターの書き込みがメディアでも騒動を起こし、
それを踏まえ、大いに話題になっていました。
サイバー空間のネットには、ホームページ、ブログ、ツィッターと、
個々の人間や組織に、多くの表現の機会をもたらしました。
私のこのブログもその一つですが、心がけているものがあります。
まず、どの欄であれ、
自分の意見は、自分の名前で出すこと。 引用をはっきりさせること。
このブログは公開を前提にしていますが、これは、基本的に、私個人の日記です。
ブログとは、管理者個人の世界の表出です。
そこには、正直な吐露もあれば、対外的な意思表示があってもいい。
もちろん、中には、自己宣伝をするもの、言い訳をするものもいるでしょう。
しかし、いずれにしても、ネット上であれ、自分が設定した表現の舞台であり、
それは、管理人個人が設定する世界、本人の内面を示す「・・・ワールド」です。
どのような趣向にするかは、音楽や絵画の作品と同じく、その人の基準があります
それがツイッターの場合、自らつぶやき、それに応じて(共感して)、同じように
つぶやいてくれる仲間をあつめるのが目的のようです。
でも、これでは、ナマの感情の晒し合いになってしまいます。
しかも、そこには、成りすましも、匿名も、いろいろでてきてしまいます。
このブログには機能としてコメント欄もありますが、基本的には不要です。
ネットには、他人の表札の上に、自分の意見を書き込もうとする人もいるようですが、
本ブログは、閲覧者と議論を交わすための舞台には、しておりません。
本名でメールをくださるかたには、いつも、丁寧にお答えしていますが。
それにしても、自分が知りえる他人の私的事情をツイッターに流して、話題を集め、
閲覧者の数を増やし、それで、自分の著作の宣伝をしようとするものもいるようで、
このネットの世界は、人間性が本当によく現われますね。
まさに、いずれも、「・・・ワールド」です。
ホワイトクリスマスとネット作法
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この記事を書いた人
新井信介
1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。