こんにちは。 思ったとおり、 激変ですね。
本日、日経平均は1万円を大きく割れて、9700円台に。
今後、さらに、資金の逃避先として、日本円が選ばれ、円高に。
金(ゴールド)など、商品は、逃避先には、なってはいません。
これで、日本の輸出企業が予定していた利益が、また、減ります。
これで、一時的に、株価は下がるでしょう。
今後、日本企業には、海外の同業種企業と連携し、そこに技術を与えながら、
ロイヤルティーを取る戦略を採るものが増えるでしょう。
で、ここで、中国の人民元のことを考えます。
6月までに、対ドルで、「切り上がる」のか?
政治的に、なんらかの手柄を得ないことには、オバマ政権は、アメリカの産業界から
さらに支持を失います。
そのとき、中間選挙で、共和党のみならず、「茶会党」に支持が流れますから、
5%はないにしても、1~3%のどこかで、何らかの決着があるでしょう。
前回も、約2%でした。
それよりも、この韓国の哨戒艦の爆発を、北朝鮮製の「魚雷」と、断定してしまったこと、
の意味が、大きいです。
真犯人と名指しされた北朝鮮は、「捏造だ」と大反発し「正義の戦いを始める」とまで言い、
場合によっては、すぐにも、朝鮮半島で戦闘が起きるかのごとき、情勢となりながら、
為替では、全く「有事のドル高」が機能しなかったことが重要です。
中国と日本の両国政府も、今回の「真相」は、全く別にあることを知っていながら、
それに対しては、表面上(政治的に)は、韓国が造ったその公式見解に追随している
となると、 アメリカ、韓国の二カ国は、 裏での譲歩が大きくなります。
「世界経済の成長センターの中国を壊すな」 が、日中から出れば、
人民元の切り上げ圧力も弱まります。
しかし、円は、今後も、消極的ながら、買われますね。
そして、今の90円前後の水準が崩れて、今年後半は、80円代前後 に、移るでしょう。
そのとき、日本企業は、全ての業種で、外国企業との連携を強める動きが出るはずです。
激動に先にあるのは、
経済産業面での、 世界規模の 「日本化」です。
こっちは、いいことです。
問題は、やはり、日本国内です。
円高は、企業の雇用を、さらに減らします。
「コンクリートから人」へ の 「人」の 部分に、
カネをばら撒くだけなのが、おかしい。
「人」をどうするか?
労組幹部だった大臣・政務官には、その知恵は出てこないでしょう。
企業から、いかに絞り取るかで、今の地位を築いたひとたちなのですから。
民主党の限界は、ここです。
円高はどこまで進む?世界展開でロイヤルティー収入を計る日本企業を探す。
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この記事を書いた人
新井信介
1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。