こんにちは。
自民党が割れたり、地方の首長たちが連携して政党をつくるなど、
日本中で今、政治と政党が語られる状況になりました。
ただし、政策については、まだ、ごく普通の生活の中で、きちんと話されてはいません。
国は、どうなるかよりも、自分たちの住む街、地域、エリアをどうするか、です。
昨日、投開票した、私の住む中野市の市議会議員選挙では、候補者全員が50歳以上
という中で、80歳代の方が、トップ当選しました。しかも、全市的に得票したようで、
その強さの理由を調べてみると、 キノコ生産の生産性をあげ、この地域の農家に
多大な貢献をしたひとでした。
中野は、やはり、農業が中心です。
一方、中心市街地の候補は、二人が落ちるという結果になりました。
今、日本全国の関心を集める問題に、沖縄の普天間基地以外に、
外国人の地方参政権の問題があります。
私は、この問題こそ、 それぞれの地方に任せるべき、と考えます。
すでに、日本に何年も暮らし、税金も納めている、外国籍の人間を、どうするか?
それは、ここの地域に住む、日本国籍も持った住民の投票によって決めるべきです。
国家が、一律で決めるべきことではないでしょう。
地域ごとに、自分の特殊性を、どんどん考える。
私は、 東京や横浜、京都などは、各区ごとに、判断を任せるべきと思います。
一番いいのは、 5万人くらいで、一つの行政エリアをつくり、そこで決めることです。
20万人以上の人間が住む、地方都市、たとえば、私が住んでいた、京都府の宇治市
なら、4つのエリアごとに、独自の発展計画があってよく、それにエリアにあわせ、
いろいろな、地方参政権や、税収、行政サービス のあり方があってもいいものです。
今、 一番やってはいけないのは、
なんでも、国で一律にする ことをよしとして、強引にきめることと、
なんら、社会的責務(奉仕)も課さないまま、カネをばら撒くことです。
外国人の地方参政権は、個々の地方が決めるべき。
この記事を書いた人

新井信介
1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。